コトコノコ の感想

「子供」の頃の自分と親、「親」になった自分と子供、それぞれのエピソード・想いを率直につづったエッセイです。
そして映画ＫＯＴＯＫＯから切り取ったさまざまなシーンの写真と、
映画の中や以前ライブでも披露された「月ぬ美しゃ」の歌詞と標準語訳も掲載されています。

映画「ＫＯＴＯＫＯ」を観た人には、絶対に読んでほしい。
特に、この映画を観てから、心がヒリヒリと痛んで仕方ないという方、
この本を読み終わる頃には、そのヒリヒリはきっと治るはず。

それから、子育て真っ最中の若いお父さんお母さん、そしていずれは「母」になるであろう若い人たちにも、
読んでもらいたいです。

「普通｣って何？「普通」と違って「おかしい」って何？？
みんな誰でも、「愛しい誰かの子」。
「コトコノコ」にこめられた想いを知ったら、
今日よりも少しだけ優しいまなざしで、少しだけ強い心で、明日を生きられる気がしました。

Ｃｏｃｃｏさん、いつも優しい歌を、エネルギッシュなステージを、美しい絵を、そして生きる力をありがとう。