大学受験Doシリーズ 漆原の物理 明快解法講座 三訂版 の感想

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参照データ

タイトル大学受験Doシリーズ 漆原の物理 明快解法講座 三訂版
発売日販売日未定
製作者漆原 晃
販売元旺文社
JANコード9784010340189
カテゴリジャンル別 » 教育・学参・受験 » 高校教科書・参考書 » 物理

購入者の感想

旧課程版を所持しており、新課程版を購入し全ページ比較しました。
新課程版となっての変更点は
・ページレイアウトにゆとりを持たせている。行間を広くしたり、旧課程版では図を文章の横に配置していたものが、いくつか改行されている。色調が明るくなった。レイアウトの関係上、旧課程版では各stageは全て左ページから始まっていたが、新課程版では右ページから始まるstageがいくつかある。
・stage4「慣性力」が、新課程版ではstage4「慣性力・束縛条件」となり、「動滑車」「動く三角台」の2題が追加。「問題に入る前に」の部分では束縛条件に関する説明は特に無く、旧課程版と変更無し。
・stage9「単振動」に「単振り子の周期公式」「単振り子と見かけの重力」の2題追加。「問題に入る前に」の部分の変更は無し。
個人的には旧課程版の暗い色調の方が好きだったが、見やすくなったのは確か。
点数を取ることを重視した名著である。

学習指導要領に縛られた高等学校教育現場では、微分積分を用いた定量的な指導が出来ないため本質的な理解ができないと様々な場面で嘆かれてもいるが、数式で表し考えることだけが物理の本質では無いことは、著名な物理学者ファインマンも言っていたことであり、学力差のある30人以上の生徒全体に一斉授業を行う高等学校の現場やカリキュラム上、定量的な物理を行うのはハイレベルな一部の中高一貫校を覗いて現在は不可能に近い。また定性的な説明で公式や本質の一片を理解すること(同著者の「面白いほど〜」など)がほとんどの分野で可能であり、また物理という科目は研究授業や論文でも示されているが、「問題が解けないとつまらなくなり、嫌いになりやい科目」の代表格であるため、本書のような解き方を理解し、実際に点を取れるような参考書は、物理初学者に物理への道を閉ざさないための手段として、極めて有効であると個人的には思う。
現実的な話ではあるが、学問・勉強は大学に入らなければ、いまの日本では無理をしてする必要も無いし、することも難しい。高校段階での勉強は全て暗記であり、そのような現実的な問題を解決するためには、本書のような解き方や点数の取り方に特化した本は名著であると思う。

問題の選出がすばらしいです。
基本的な頻出問題をカットせず網羅しています。
この問題数でこの薄さでも何回も繰り返したら基礎が身につきます。
わからないところは面白いほどを読めば類題がさらにしつこく詳しく書かれています。
物理を独学可能にした漆原の解法は一見応用がきかないようにみえますが、数学のチャートと同じで解けるようになった後からじわじわときいてきます。
パターン化してでもとにかく解けるようになりたいという方にオススメです。
定期試験、Marchレベルに対応しています。

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