アルゴリズムが世界を支配する (角川EPUB選書) の感想

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参照データ

タイトルアルゴリズムが世界を支配する (角川EPUB選書)
発売日販売日未定
製作者クリストファー・スタイナー
販売元角川書店
JANコード9784040800042
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » IT » 情報社会

購入者の感想

邦訳初出は、2013年10月8日リリース。電子書籍化は同年10月10日。著者クリストファー・スタイナー自身、エンジニアであり、『フォーブス』や『シカゴ・トリビューン』でテクニカル・ライターを務めた経歴の持ち主である。

非常によく調査され、中身が非常に濃い一冊である。そして、様々なヒントに満ち満ちている。ここ一年読んだ本の中で、最も面白い一冊だった。未読の方の愉しみのために、多くは触れないが、強く感じたのは、現代において、コンピュータ・サイエンスを習得した人間が最もカネを稼ぎ、世の中を変えていくだろうということだ。それは、コンピュータ・サイエンスを習得した人間が自身の『会社』でのシゴトに実はまったく縛られていない、ということに気がつけるか、ということでもあるだろう。本人が興味を持てば、多種多様な分野で驚くような『作品』を生み出すことが、彼らには可能なのだ。

今では、ウォール・ストリートには物理学者が2,000人いるらしい。しかし、ウォール・ストリートも『彼ら』を縛れない。2000年代、ウォール街で金融商品の開発されたアルゴリズムに始まり、そこで開発されだ技術が、『様々な分野』で応用され、進化している。それがすべて動いているのが、『今』なのがよく分かる。そしてプログラムを少しでも書いたことがある人間にとって、こういったプログラムは、もっとも面白い分野だと感じているだろう。

個人的に最も面白かったのは、ビートルズの『ア・ハード・デイズ・ナイト』のイントロ部分の謎をアルゴリズムで解き明かす部分だった。これはロック好きの間では長く『謎』とされていた訳で、市販の楽譜の記載は間違いだ、というのが『通説』だったのだが、これをアルゴリズムは、データを取り込み、フーリエ変換し、コードをそれぞれの周波数に逆アセンブルする。

サンプル・データには、29,375個の周波数が出現し、

ジョージ・ハリソンがリッケンバッカーで、A2、A3、D3、D4、G3、G4、C4を出していて、
ジョン・レノンが六弦ギターでC5のでかい音を出し、

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