EPSON インクカートリッジ（大容量） ICCL45B の感想

大容量商品ですが、廃インク吸着パッドが先に埋まってしまい不経済です。年賀状用のプリンタで、1年ぶりの使用に向けたヘッドクリーニングのみで新品1本を使い切らされる羽目になりました。ヘッドクリーニングしろというプリンタ本体の指示に愚直に従ってはいけません。
調べてみたところ。通常、プリンタには余ったインクを吸い取るパッドが装備されています。が、このカートリッジを使うタイプは、プリンタの機体をコンパクトにするためにインクカートリッジの方にパッドを装備しています。ヘッドクリーニングするとこのパッドがすぐ満タンになってしまい、まだまだインク残量があるカートリッジがまるごと使えなくなってしまうのですね。なので、このタイプのカートリッジを使うなら、本体に指示されてもクリーニングやノズルチェックを繰り返さないこと。年賀状にちょっとぐらい線入ってても、刷ってる間にましになってくるし。
インク量でなく廃インク吸着パッドで使用限界が規定されてしまうようでは大容量の意味がなく、高いだけでしかありません。長期間使用間隔を開けることなく（特段にクリーニングする必要がない程度に常用して）、かつ一度に大量に刷って大容量を使い切る、ならいいのだろうと思います。そうでなければ、こういう目に遭ってもダメージが少ない、小容量のICCL45やサードパーティ製互換商品の利用を強くお勧めします。