残心 ―中白の恋― (リリ文庫) の感想

高校の弓道部を舞台にした先輩×後輩もの。

丸木先生の作品にしては、話＆エロさの印象がかなり薄かったですね。
これは、先輩の新（あらた）が恋を知らない人だったからかな？

とにかく、前半は恋を知らない新の心情ばかりが書かれている割に、２人の関係に進展がないので、ちょっと退屈になりました。
そして前半が長かった分、後半からの展開を書くのにはページが足らない感じで、丁寧に書いて欲しい部分が端折られていた感じです。
後半の展開の方が良かった分、もっとたくさん書いて欲しかったかな？
その残念感が大きかったので☆は少なめです。

ただ、高校生同士の恋物語がお好きな方には受けるのかな？
逆に、いつもの丸木先生の濃い話がお好きな方は、読むとがっかりするとかもしれませんので、ご注意を。。。