英文和訳演習 入門篇 (駿台受験シリーズ) の感想

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タイトル英文和訳演習 入門篇 (駿台受験シリーズ)
発売日販売日未定
製作者伊藤 和夫
販売元駿台文庫
JANコード9784796110136
カテゴリジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 英語 » 英文読解

購入者の感想

英文和訳で単語を一つ一つ訳し、日本語のパズルにして解いてしまう高校生が少なからずいる。
「助詞がない代わりに語順に規則がある」という外国語の最も基本的な特徴を理解していないわけで、それは言語学習としては0点である、ということを明瞭に指摘しているのがこの本である。

入門篇なので英文は平易だが、英語を学ぶ上でのポイントがたくさん含まれている。高校生になったら早い内にこの本に取り組んでおくと、高校英語で一体どのようなことに注意して理解していけばよいのかが良く分かるだろう。

ただこの本は、和訳の方法の解説というより、和訳問題の得点法というものなので、そもそも英文の意味自体がよくわからないという場合は、他の基礎的な参考書でもう一度文法と解釈をやり直した方が良いと思われる。

◆1 ビジュアル英文解釈Part1のアウトプット用に
 本書は、比較的短めの文章を通して、ビジュアル英文解釈Part1(以下ビジュアル1,2とする)で学んだ知識を再確認する構成になっています。ビジュアル1を全てやり通してから本書に取り組むことが想定されているようですが、併行して取り組んでいくことも十分に可能であり、また非常に有意義です。このようにビジュアル1のアウトプットに用いるのが最も基本的な使用法です。

◆2 ビジュアル英文解釈Part1の学習意図がよくわからない人に
 ビジュアル英文解釈は「全てが要点」あるいは「のちの英語学習の伏線の塊」なので、ごく初歩の高校生にとっては「つかみどころがない」とか「何が重要なのかよくわからない」といった感想が多いのではないでしょうか。

 もしそのような人がいたら、本書は非常に有用なものとなるでしょう。ビジュアルはさまざまな知識が有機的に連続していますが、本書はどちらかというと、「その連続の中の要素が一つ一つ見えやすい」ように作られています。本来は有機的に連続して理解できることが好ましいのですが、あえてその要素を取り出して見つめてから、次に連続の中でとらえなおすことも必要でしょう。そのようにすることで、改めて「ビジュアルが言いたかったこと」がはっきり見えてくると思います。

 そのようなわけで、先のような悩みを持つ人は、ビジュアル1に取り組んでから本書に取り組み、再度ビジュアル1に取り組む、ということが推奨されます。このように取り組むことで著者の本当の意図に正確に近づくことが出来るでしょう。

◆3 英語学習に対して建設的な反省が出来るようになる
 ビジュアル1と併せて本書に取り組むことで、「自分の答案のどこが悪いのか」が明確に分かるようになり、また明確に分かることによって「今後どのように学習していくべきか」ということが正確に考えられるようになります。

 記述模試では英文和訳問題が必ず出題されますが、その結果を受けて「どのように反省してよいかわからない」とか「何が悪くて減点されたのか分からない」といった高校生は非常に多いのではないでしょうか。

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