悪の法則 21分拡大版本編ディスク付豪華2枚組 (初回生産限定) [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトル悪の法則 21分拡大版本編ディスク付豪華2枚組 (初回生産限定) [Blu-ray]
発売日2014-04-02
監督リドリー・スコット
出演マイケル・ファスベンダー
販売元20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
JANコード4988142984128
カテゴリジャンル別 » 外国映画 » アクション » 犯罪・ギャング

購入者の感想

話は主人公の妻以外は欲の代償の過剰なまでの報いを受けるという話で
黒幕と言える罪悪感のない女性だけが生き残ります。
麻薬カルテルの彼らの行動原理はどういうものかは理解はできるが一般社会で真面目に生きてる人間には到底受け入れがたいということ
人と人は分かり合える思ってる人間にはまるで言葉が通じないエイリアンに見えるでしょう。
彼らは欲求に純粋で良心の呵責がなく、ジョークで人を殺せるという
これを見るとアメリカで大麻を合法化しようとする人間が単に個人の快楽やお金のだけの問題ではないと理解できる、
麻薬戦争で死ぬ人間の方が麻薬で死ぬ人間よりもはるかに多いのだから。
この映画が恐ろしいところは完全なフィクションではなく、現実にカルテルは存在し、今も彼らは平気で活動していることに尽きる。
一般常識や倫理観がある人には非常に後味が悪く、見た後に後悔や絶望だけが残る
救いようもない映画だと思いますので万人にはお勧めはできません。

劇場で一度観て、モヤモヤしていたこともあったのですが、
拡大バージョンを音声解説付きで観て、
いろいろと納得させられました。
特典はボリュームあります。

リドリー・スコット監督の作品はディスクの内容が豪華なので、
コレクターとしてはとてもうれしいですね。
この作品の拡大版をつけるという発想も、
リドリーのアイデアのようで、こだわりが感じられました。

また音声解説、メイキングでも、彼の作品への“愛”が感じられました。
音声解説はいろいろ語っていて、
ロケーションのこと(これが一番苦労したらしい)、俳優たちとの関わり方、脚本コーマック・マッカーシーのこと、
作曲者のこと・・・と2時間20分しゃべり続けます。
どうでもいいようなことをしゃべり続ける音声解説って結構多いですが、
リドリー・スコットの解説は何を伝えたいかが明確で、
特にこの作品は解説を聞きたくなるようなシーンが多い作品なので、
じっくり内容を楽しむことが出来ました。

拡大版ディスクでは、
21分拡大版本編を普通に再生するか、
特典メニューから音声解説付きの本編(途中で所々メイキングも再生される)を再生する方法の2つがあります。

なので特典メニューから音声解説+メイキングの本編を再生すると尺が3時間半くらいあります。
見応えありました!やはりブルーレイはこうでなくっちゃ!

21分拡大版だからと言って、あの劇場版のこれからドラマチックにストーリーがつながっていくのかなぁという期待を裏切って、もどかしいまま終盤を迎えてしまうのに変わりはありません。ただねっとり感と残酷描写(あるキャラクターはとんでもないことになってます)は、てんこ盛りになってます。しかしながらこの映画、説明不足に思えて実は必要なことは全てきっちり会話として盛り込んであるという、結構地味にギリギリのバランスで成り立っている映画ですので、ここはやはりインパクトのある血しぶきシーンがある拡大版の方が、悲壮感もアップで印象も大分違います。C・ディアスのあんなお下劣シーンが一番の見せ場になっていた劇場版よりも、“現実の不運はあっけなくやってくる”という淡々としたリアルサスペンスに冷酷な描写をチクチクと差し込んでくる拡大版の方がバランスも良く感じました。ただこの拡大版は廉価販売になった時にどうなってしまうのかが気になります。私は廉価版は劇場公開版のみと読んだのでこちらを買っちゃいましたが、平凡な庶民にとってはこういう読みがサスペンスだったりします。

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンから発売されたマイケル・ファスベンダーが出演のリドリー・スコットの悪の法則 21分拡大版本編ディスク付豪華2枚組 (初回生産限定) [Blu-ray](JAN:4988142984128)の感想と評価
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