星雲星団ウォッチング―エリア別ガイドマップ の感想

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参照データ

タイトル星雲星団ウォッチング―エリア別ガイドマップ
発売日販売日未定
製作者浅田 英夫
販売元地人書館
JANコード9784805205013
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 宇宙学・天文学 » 一般

購入者の感想

Mナンバーでおなじみのメシエカタログ天体や一部のNGC、ICカタログ収録の星雲星団を探す上で一番参考になる書籍。
特に本書の特徴は、倍率7倍の双眼鏡や一般的なファインダーの視野角7度に対応したチャートが記載されているため、
望遠鏡のファインダーで覗いて見える範囲と比較すると、簡単に探すことができます。
本書を手に取るべき方は、メシエカタログ天体への知識がある方で、望遠鏡で探すガイドとしてこれ以上良い本はありません。
恒星や惑星の導入に飽きて、いよいよメシエ天体でもという方は、本書通り探しても、残念ながら見えかたなどの点で難しいかと思います。
ある程度メシエ天体への知識をつけた上で購入すると良いでしょう。

基本的な機材(望遠鏡・双眼鏡)の説明と使用法から始まり、そして実際に星雲星団を観てみよう、というわかりやすい流れ、そして収録されている星雲星団の数から言っても、この本が「役に立つ本」である事は確かだ。

だが、実際に星雲星団を観ている人なら、気が付く事があるだろう。

そう、「望遠鏡を向けさえすれば見える、というわけではない星雲星団も含まれている」という事だ。

もっと具体的に言えば、望遠鏡の能力以外に、「星を観るのに適した環境=暗い夜空」が必要な星雲星団が多い。この本は、その事を最初に書いていない。

だから、実際にこの本を使って星雲星団を観ようと思った人の中には、「あれ??」と思うことが少なくない筈だ。

かと言って、別に役立たずな本というわけではない。もし、アウトドアに出かけた時など、肉眼で余裕でアンドロメダが確認できる、もしくは北斗七星のひしゃくの中に星が確認できるような場所なら、かなりの威力を発揮する。

そうでない場所で星を観ようと思った時は、同じ著者の「星雲星団を探す」という本の方をお勧めしたい。こちらは逆に、比較的探しやすく観やすい星雲星団に数を絞った本だ。

2冊揃えておいて、状況に応じて使い分けたり、それぞれの内容を互いに補完するように使うと、この本の本当の威力が発揮されるだろう。

この本は現在最もすぐれた星雲や星団のガイドブックです。紹介している一つ一つの星雲星団には写真がついています。また、(望遠鏡に付属するファインダーの視野と大抵一致する)星雲星団付近の7度のチャート図が、さらに左のページにはより広い範囲の45度の星図とさらに広く星空を描いた星図が載っており、星雲星団を極めて効率的に探すことができます。

この本があれば、口径6cm以上の望遠鏡を持っていて、それで暗い星空を見ることができる人であれば十分楽しめると思います。もちろん肉眼や双眼鏡で楽しめる対象も書かれています。

メシエ天体は網羅しており、他の本では星図でのみ示されて、実際にどこにあるのか明確でない天体もきちんと写真で記述されていることは、あたりまえとはいえ素晴らしいことではないでしょうか。

口径30cm以上の望遠鏡を持っていて、暗い夜空を見ることができる人は、この本では物足りなくなるはずです。そのような人には洋書ですが「The Night Sky Observer’s Guide Ver1&2」をお勧めします。

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