花蓮街(初回限定盤)(DVD付) の感想
参照データ
タイトル | 花蓮街(初回限定盤)(DVD付) |
発売日 | 2010-04-21 |
アーティスト | 一青窈 |
販売元 | フォーライフミュージックエンタテインメント |
JANコード | 4988018319153 |
Disc 1 : | ~壁の向こう側~ メイク coup d’etat 確信犯 ウラ・ハラ Dolce ほおずき 上の空 サイコロ Final Call 冬めく ユア メディスン ~私があなたの薬になってあげる 凧揚げ ~壁のこちら側~ うんと幸せ |
Disc 2 : | ユア メディスン ~私があなたの薬になってあげる (『一青窈コンサートwith東京フィルハーモニー交響楽団 at 東京オペラシティ コンサートホール』2009.12.16) ハナミズキ (『一青窈コンサートwith東京フィルハーモニー交響楽団 at 東京オペラシティ コンサートホール』2009.12.16) 冬めく (『一青窈コンサートwith東京フィルハーモニー交響楽団 at 東京オペラシティ コンサートホール』2009.12.16) さよならありがと (『一青窈 premium acoustic tour’09 produced & performed by 武部聡志×小林武史 at 東京厚生年金会館』2009.6.18) どっちつかず (音楽劇「箱の中の女」ver.) (『一青窈 premium acoustic tour’09 produced & performed by 武部聡志×小林武史 at 東京厚生年金会館 うんと幸せ (『一青窈 premium acoustic tour’09 produced & performed by 武部聡志×小林武史 at 東京厚生年金会館』2009.6.18) |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » J-POP |
購入者の感想
一青窈がFor Lifeに移籍してから初のオリジナルアルバムで、前作の「Key」からはすでに2年以上が経ってリリースされたという「花蓮街」。
「月天心」以来のファンですが、今回のアルバムは恐らく彼女の今までの作品の中で一番弱い作品になっているのではないかと思う。ほとんどの曲には生楽器が使われていなく、その代わりに小林武史の得意なシンセサイザ・サウンドが曲の世界を彩るわけだが、残念ながら今回のサウンドはアルバムとしてはかなり薄っぺらに聞こえる。特にボーナストラック扱いにされた「うんと幸せ」を最後に聞いて更にそう思った。誰かさんが某BBSに書いたが、武部聡志によるアレンジは彼女の隠れている魅力を最大限に引き出すのに対して、小林のアレンジは彼女のすでに出ている部分を装飾するだけで、聞き手の私たちにとって何の特別な意味も存在していない。キャッチはキャッチだけど、ただそれだけで終わってしまう。
あと、作詞において一青は確かにかなりの才能を持っているが、彼女の最近の歌詞は以前よりエロさが増したと思っているのはまさか私だけではないだろう。彼女ならではの世界は今回も作り出されたが、昔のアルバムと比べたら何かが違う。昔世界が広くてもっと大きなものを歌ってきた彼女だが、今回の作品では非常に狭くなった視界が反映されているのではないか。「ハナミズキ」や「受け入れて」に描かれた全てを包むような偉大な愛ではなく、今度は一人の女性と一人の男性の間の情(と欲)がそのまま出されて、ちょっと生臭く感じている。
別に小林と関わっているから批判しているのではなく、ただ一青窈の作品としてこれはどう見ても彼女のベストではないことがはっきりである。彼女ならもっと良いものが出せるはず。次作からは再び武部聡志とタグを組んでほしい。私たちファンのために、そして誰よりも一青自身のために。
「月天心」以来のファンですが、今回のアルバムは恐らく彼女の今までの作品の中で一番弱い作品になっているのではないかと思う。ほとんどの曲には生楽器が使われていなく、その代わりに小林武史の得意なシンセサイザ・サウンドが曲の世界を彩るわけだが、残念ながら今回のサウンドはアルバムとしてはかなり薄っぺらに聞こえる。特にボーナストラック扱いにされた「うんと幸せ」を最後に聞いて更にそう思った。誰かさんが某BBSに書いたが、武部聡志によるアレンジは彼女の隠れている魅力を最大限に引き出すのに対して、小林のアレンジは彼女のすでに出ている部分を装飾するだけで、聞き手の私たちにとって何の特別な意味も存在していない。キャッチはキャッチだけど、ただそれだけで終わってしまう。
あと、作詞において一青は確かにかなりの才能を持っているが、彼女の最近の歌詞は以前よりエロさが増したと思っているのはまさか私だけではないだろう。彼女ならではの世界は今回も作り出されたが、昔のアルバムと比べたら何かが違う。昔世界が広くてもっと大きなものを歌ってきた彼女だが、今回の作品では非常に狭くなった視界が反映されているのではないか。「ハナミズキ」や「受け入れて」に描かれた全てを包むような偉大な愛ではなく、今度は一人の女性と一人の男性の間の情(と欲)がそのまま出されて、ちょっと生臭く感じている。
別に小林と関わっているから批判しているのではなく、ただ一青窈の作品としてこれはどう見ても彼女のベストではないことがはっきりである。彼女ならもっと良いものが出せるはず。次作からは再び武部聡志とタグを組んでほしい。私たちファンのために、そして誰よりも一青自身のために。