<VICTOR TWIN BEST>ボーイ・ソプラノ名曲選 の感想

ストアには曲目以外の詳細情報が全くなかったのですが、試聴して気に入り購入しました。これが大当たりでした。
CD1は1980年「100年に1人のボーイ・ソプラノ」と称され、イギリスでは数々のゴールドディスクを獲得したアレット・ジョーンズのベスト盤。澄み切った美しさと少年らしい力強さを併せ持ったボーイソプラノです。CD2と曲目がかぶっているものもありますが、全く違う仕上がりなのでそれぞれ聴き比べて楽しめると思います。
CD2はイギリスのセント・ポール大聖堂聖歌隊やソルズベリー大聖堂聖歌隊のトップソリストのみで結成されたボーイズ・エアークワイアのベスト盤です。1996年~2004年頃にかけて日本でも大人気だったグループです。教会で聴くような柔らかい響きに仕上げてあるのが、このグループの特徴です。各曲ごとのボーカリストの記載はありませんが、おそらく、コナー・バロウズ、エドワード・バロウズ、アンドリュー・ジョンソンなどのソロCDからの抜粋と思われます。試聴されればお分かりになると思いますが、最後2曲のバッハについては合唱の安定感が抜群で、少年合唱にありがちな濁りや揺らぎもなく、素晴らしいです。