犬を殺すのは誰か ペット流通の闇 (朝日文庫) の感想

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参照データ

タイトル犬を殺すのは誰か ペット流通の闇 (朝日文庫)
発売日2013-07-05
製作者太田匡彦
販売元朝日新聞出版
JANコード9784022617705
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

犬と暮らしている人も、またそうでない人も、知ってほしい日本のペット業界の闇。
太田さんの努力に感謝します。
一つだけきになるのは…犬をもう人間の手で作り出すことをやめようという提言もしてほしかったです。
そうすると取材もなかなかできないのかもしれませんが…。多くの犬が殺処分がされ、また、殺処分ゼロをうたってひどい環境の中で生き殺しのような状態の犬が多くいる中、犬をどんどん産み出すことを規制すべき。
優秀なブリーダー?犬を本当に愛しているブリーダー?果たしてどれだけいるのでしょうか。私なら、これだけ犠牲になっている犬が多くいるのに、ブリーダーになる道なんて選びません。人間のエゴです。
あえて消費者といいますが、消費者が賢くならないといけない。真実を知らないといけないと思います。
この本は、多くの真実を明らかにしてくれました。犬を迎えるなら絶対保護犬にします。
太田さんの活動を心から応援しています。

初めてこの本を読んだ夜、ショックが大き過ぎて眠れませんでした。

あまりにひどすぎる日本の犬流通の現状。
なぜこんなことが平成の世に至るもまかり通って来たのか。
私もずっと犬猫と暮らしていながら、こうした悲惨な実情を全く知らずにいたこと、
ペットショップの犬猫を見て、何となく心が痛みながらも「かわいい」と眺めていた自分を恥じました。

かわいい彼らがどこから来てどこへ行くのか、売れ残った彼らがどのような運命をたどるのか疑問に思うべきだったのに、
どこかで思考停止していた気がします。この本は、その思考停止していた部分を否応なしに揺さぶります。

売る側の問題はもちろん大きいのですが、小さいもの、可愛いものにやたらと価値を置きたがる日本人の潜在的な意識にも問題がありそうです。
やっと動物愛護法の改正をみましたが、それでもまだまだ甘い・・・。
きちんとしたブリーダーの育成と行政側の把握と監視、飼う側の意識を変えて行くことも同時進行で行われなければならないと思います。
震災における被災動物達のこともクローズアップされている現在、いまだかつてなく「命」が問われている今だからこそ、
この本は多くの人に読まれるべきだと思います。

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朝日新聞出版から発売された太田匡彦の犬を殺すのは誰か ペット流通の闇 (朝日文庫)(JAN:9784022617705)の感想と評価
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