天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編 (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | 天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編 (新潮文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 上橋 菜穂子 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101302812 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー |
購入者の感想
2006.11に第一部が出て間なしに第二部です。第一部・ロタ王国編で故国ヨゴとの同盟が無理と悟った皇太子チャグムは、各勢力の放つ刺客や盗賊の攻撃をかいくぐり、女用心棒バルサの故郷・カンバル王国へと、一縷の望みに従って潜入します。
今回の見所は、終盤でチャグムが小心なカンバル王に対し、捨て身の「ホイ」をなす場面でしょう。周到に張られた伏線が、ここに来て初めて見事に結節するのです。やられた、という感じですね。「蒼路の旅人」がチャグムの投身で終わったことも、このシリーズを控えていたからだということで、改めて納得されました。
いよいよ次はチャグムが新ヨゴ皇国へと戻ります。父王との確執、ナユグの春が引き起こす天災、迫るタルシュ帝国ラウル王子との決戦。同様な形で物語が大団円を迎えるのか、楽しみです。
今回の見所は、終盤でチャグムが小心なカンバル王に対し、捨て身の「ホイ」をなす場面でしょう。周到に張られた伏線が、ここに来て初めて見事に結節するのです。やられた、という感じですね。「蒼路の旅人」がチャグムの投身で終わったことも、このシリーズを控えていたからだということで、改めて納得されました。
いよいよ次はチャグムが新ヨゴ皇国へと戻ります。父王との確執、ナユグの春が引き起こす天災、迫るタルシュ帝国ラウル王子との決戦。同様な形で物語が大団円を迎えるのか、楽しみです。