GOSICK BLUE の感想

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参照データ

タイトルGOSICK BLUE
発売日販売日未定
製作者桜庭 一樹
販売元KADOKAWA/角川書店
JANコード9784041023549
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購入者の感想

ビックリしました。
ヴィクトリカの知恵の泉はカオスの欠片が集まって成り立つものだと思っていたのですが…
というか、今回のgosickはなんかおかしい気がします。読んでいて、あれ?ヴィクトリカってこんな感じだったっけ?ってなりました。読み返してもやはりカオスの欠片はどこにも無く、ヴィクトリカが謎を解く場面でいきなりおかしくなり始めたような、この部分だけ別の人が書いているのかと思うくらい違和感を感じます。
今回のgosickは作者様がミステリーからファンタジーに無理矢理移行しようとしているように思いえて少し残念な気持ちになりました。

 新シリーズの第2弾。
 しかし、『RED』の続篇ではない。2人がアメリカに着いた直後にまきこまれた事件を扱った長編ミステリとなっている。
 人物に魅力があるし、おとぎ話のような不思議な世界は読んでいて楽しい。うまくはまりこめば、得難い読書体験となるだろう。
 しかし、ミステリとしてはいっさい驚きがない。これでいいの?

ゆっくり目で、3時間で、読了。
1年かけた作家様の作品を、申し訳ありません。

当方、古今東西の、様々なジャンルの書籍を長年読み、
最近の、サブカルも、ある程度把握します。

が、その蓄積が災いし、近年、書籍やドラマに飽きて来ました。
モチーフや、テーマや、手法が、どこかの、何かで読んだり、
聞いたりしたものと似通っていて、うんざりするのです。

ああ、この手法は、あの作品で使っていたなぁ、とか。

そんな当方を、お茶も飲ませず、一気に読ませる力量、
感服すると共に、寂しくもなりました。

「場」が変わっても、コイントスのように、運命の輪は、
まだ、回り続けていると、そんな予感が、確実にありました。

表と出るか裏と出るか、まだ定まっていない。
伏線が張り巡らされていて、ルートの予測が出来ません。

一端、時系列を戻して、枠組みを丁寧に整理・強化し、
文庫になっているシリーズとの、関係性が更に張り直されました。

第2次大戦で一度、物語を纏めなければならなかった制限が解除され、
2人の旅路が、どこまで広大になるのか、そら恐ろしいです。

灰色の仲間かぁ、、、確かに、海を渡って行った仲間もいたと、、、
国際警察といったら兄もそのうち? 、、、
父も母も、死んだとは、書かれていないんだよね、、、
35歳が15歳になれたのは、灰色だったからでは、、、

今作、身長150cmに満たない、キーパーソンが多く出ます。
それが、何を意味するのかは、皆さんの予想通りでは。

彼女が「混沌の欠片の再構築」をする時のイメージ、
相変わらず階段を昇る彼の姿は、文句無しに面白かったです。

まさに「この世界に――たった一人」

他とは違う、唯一の、忘れられない物語になるでしょう。
寂しいのは、当方が、完結が見届けられるかどうかだけ。

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