Selected Topics in Field Quantization: Volume 6 of Pauli Lectures on Physics (Dover Books on Physics) の感想
参照データ
タイトル | Selected Topics in Field Quantization: Volume 6 of Pauli Lectures on Physics (Dover Books on Physics) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Wolfgang Pauli |
販売元 | Dover Publications |
JANコード | 9780486414591 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
1950-1951年の研究ゼミナールのHochstrasserとSchafrothのノートは1951年に出版された。第四巻のStatistical Mechanicsと同じくSchafrothの個性も反映されているノートということである。研究ゼミナールの性質上、対象となるのはその当時の諸問題となる。したがって第一巻から第五巻までのものと異り、系統的に理論を展開してはいず、話題にも重複があったりする。半世紀前のものなので、進歩の激しい場の理論の本として読むとすれば、当時Pauliがどう考えていたのかを知ることに価値があるだろう。最終章の経路積分の説明の冒頭で、Dirac先生が起源であると言っている。これをFeynmanが読んだらどう思うであろか。朝永先生がFeynmanに、ヒントはDirac先生の本から得たのではないかと質問したところ、Feynmanは否定したそうである。