[新版]あなたもいままでの10倍速く本が読める の感想

PRが効果ないものと考えられてしまうのを恐れるため、レビューしました。
本書では意図的に伏せられている内容があり、PRを上手くできない恐れが
あります。

本書では無意識/意識の本の読み方の切り替え規準が明確化されておらず、
それが最大の問題点であり、おそらく著者が意図的にぼかしたところです。

結論から言うと、人間は知らない情報は意識的に読むしかありません。

無意識は意識を上回る膨大な情報収集をしてくれます。つまり、インプット
はOKです。しかし、収集した情報を意識へ上げなくてはその情報は使えま
せん。

無意識->意識と情報を上げるには、「意識上」で構造化された知識が
呼び水として必要です。この「構造化された知識」はミもフタもあり
ませんが、意識読みで蓄えねばなららず、それは脳機能の観点からも
そう言われています。

本書を読んだ人の一番の疑問点でしょうが、これが現実です。

<あやふやな具体例>
>P81 キーワードを見つける
>文書を読んでいるとき、ある言葉が、急に目に飛び込んでくることは
ありませんか？
>このように目に飛び込んでくる言葉…それがまさしく「キーワード」
です。

この「読んでいるとき」が意識読みなのか、無意識読みなのか、その後も
明示されません。本例だけでなく、この意識、無意識の不明確な表示は
各所で見受けられます。

<もっとPRが自然に使える用法例>
実際のPRの用法は、例えば以下の様な事例が見受けられます。
[1]並外れて膨大な読書量を誇る人が、前提知識が関連した本を読む。
[2]初めて読む本を題名、目次で拾い読みして、読むかどうか決める。
[3]技術参照情報などを知識ある人が、興味対象部分をピックアップ。

あくまで私の意見ですが、この辺りが現実的なラインだと思います。
その証拠に、PRできる証拠を公開している人は、一般人から