居酒屋ぼったくり の感想

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参照データ

タイトル居酒屋ぼったくり
発売日販売日未定
製作者秋川 滝美
販売元アルファポリス
JANコード9784434192487
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

読んだ後、すぐに居酒屋に行きたくなった。私自身はよく知らない作家だが、居酒屋小説の王道を行っているように思う。

設定がいい。8人がけのカウンターと小上がりに卓が2つの小さなお店。そこを取り仕切るのは、早いうちに両親を亡くした薄幸の姉妹。名前は美音と馨。姉の美音は苦労を乗り越えたしっかり者で、料理名人の父の味を受け継ぐ。細かいところに気が回りながらも、やや頑固で、口も悪い。それぞれの客の好みや背景まで考えながら、毎日、気の利いた肴でもてなす。

お店に集うのは、誠実に毎日を生きているが、それぞれに悩みを抱える市井の人たち。お店の美味しい肴を食べて、美音と話をする中で客は癒され、そして美音も救われていく。

この後、美音はどうなるのか? 本編ではあまり出番がなかった馨は? 美音と一元客の要の関係は? そしてこのお店はどうなるのか?

居酒屋小説において大切なのは、料理の描写力だと思う。この著者はそれが秀逸である。続編を期待したい。

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アルファポリスから発売された秋川 滝美の居酒屋ぼったくり(JAN:9784434192487)の感想と評価
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