神と自然の景観論 信仰環境を読む (講談社学術文庫) の感想
参照データ
タイトル | 神と自然の景観論 信仰環境を読む (講談社学術文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 野本 寛一 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061597693 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 文化人類学一般 |
購入者の感想
著者の代表作が大部で高額な研究書であるのを考えると、こうしたハンディな文庫本で、野本民俗学を読めるのはうれしいところです。
聖地について、こうしたコンセプチュアルな視点で臨むのが、眼から鱗でした。
フィールドワークする人の仕事においては、概念図を描くのがヘタという私の勘違いがあったがそれを見事に覆してくれました。つまりベタなフィールドワーカーではなく、哲学し分析する見事な知性が伴っているのが野本民俗学なのです。
本書で強い印象を受けた読書は、入手が難しいかもしれない『熊野山海民俗考』などにもトライされてみるといいと思います。
聖地について、こうしたコンセプチュアルな視点で臨むのが、眼から鱗でした。
フィールドワークする人の仕事においては、概念図を描くのがヘタという私の勘違いがあったがそれを見事に覆してくれました。つまりベタなフィールドワーカーではなく、哲学し分析する見事な知性が伴っているのが野本民俗学なのです。
本書で強い印象を受けた読書は、入手が難しいかもしれない『熊野山海民俗考』などにもトライされてみるといいと思います。