死んで生き返りましたれぽ の感想
参照データ
タイトル | 死んで生き返りましたれぽ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 村上 竹尾 |
販売元 | 双葉社 |
JANコード | 9784575307801 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 闘病記 |
購入者の感想
私の夫は5月に倒れて6カ月、まだ意識は戻りません。
彼が何を感じて、何を思っているのか?どうしても知りたくて購入しました。
昨夜読んでみて、
村上さんは、2週間で意識が戻ったそうで、意識不明の描写は初めの所だけでしたが、
“夫と同じ目をしている” と思いました。目が何かを言っているのです。
目だけの描写が、今の夫の状況を実に良く表していると感じました。
もう以前の様には戻りませんよ、
何か言っても解りませんよ、
このままの状態がずっと続きます
などと、お医者は最悪の事ばかり言ってきますが
もう以前の様には戻せません、
我々にはもう何も出来ません
と言うべきだと思うのです。
脳の中は、まだ未知数だと思うのです。
村上さんが助かったのも、うちの夫の心臓が動き出したのも
奇跡 ではなく
本人の “生きたい” という意志だと思うのです。
彼が生きたい と言うのなら、とことん付き合って行こうと思っています。
そして、私の顔にも線が見えるようになって欲しい。
少なくとも、私には、とても参考になりました。
彼が何を感じて、何を思っているのか?どうしても知りたくて購入しました。
昨夜読んでみて、
村上さんは、2週間で意識が戻ったそうで、意識不明の描写は初めの所だけでしたが、
“夫と同じ目をしている” と思いました。目が何かを言っているのです。
目だけの描写が、今の夫の状況を実に良く表していると感じました。
もう以前の様には戻りませんよ、
何か言っても解りませんよ、
このままの状態がずっと続きます
などと、お医者は最悪の事ばかり言ってきますが
もう以前の様には戻せません、
我々にはもう何も出来ません
と言うべきだと思うのです。
脳の中は、まだ未知数だと思うのです。
村上さんが助かったのも、うちの夫の心臓が動き出したのも
奇跡 ではなく
本人の “生きたい” という意志だと思うのです。
彼が生きたい と言うのなら、とことん付き合って行こうと思っています。
そして、私の顔にも線が見えるようになって欲しい。
少なくとも、私には、とても参考になりました。
Twitterをはじめネットで話題になり、pixivで公開されていたこのお話をご覧になった方も多いかと思います。
書籍という形で改めて読んでみて、写真や主治医のDr.からのコメントも載せられており、深く感銘しました。
不摂生に不摂生を重ねていた漫画家である著者が、糖尿・ケトアシドーシス・横紋筋融解症・急性腎不全・栄養失調・肺炎・敗血症・脳浮腫で心肺停止状態になり、何もかも解らなくなった状態で目覚めるところから始まります。
記憶を全く失っていたり、言葉が理解できなかったり、物の色も形も認識できなかったり、精神異常をきたして幼児退行のようになったり。
健康な身からすると想像もできない状態を経て、仲の良くなかった家族・友人・医療スタッフにどのように支えられて来たかが、その過程が、まさに生命を筆にしたような様で描かれていきます。
ここには、他人の生死観をどうこうという押し付けがましさや、いたずらに生命を賛美するようなものはありません。
ただ、誰もが必死です。
必死に、もちろん自身も必死になって生きようともがきます。
しかし、周囲も助けられない(つまり死)、本人も、絵をはじめ全てを失ってしまうのではないかという不安が常につきまとう。
どんなに悲惨なことになるか、全く分からない未来に、それでもすがった勇気。
読んでいて、エールを贈らずにいられません。
多分それは誰もが、だと思います。
病院で、今も「奇跡の人」とスタッフに言われていることが、なぜか嬉しいです。
書籍という形で改めて読んでみて、写真や主治医のDr.からのコメントも載せられており、深く感銘しました。
不摂生に不摂生を重ねていた漫画家である著者が、糖尿・ケトアシドーシス・横紋筋融解症・急性腎不全・栄養失調・肺炎・敗血症・脳浮腫で心肺停止状態になり、何もかも解らなくなった状態で目覚めるところから始まります。
記憶を全く失っていたり、言葉が理解できなかったり、物の色も形も認識できなかったり、精神異常をきたして幼児退行のようになったり。
健康な身からすると想像もできない状態を経て、仲の良くなかった家族・友人・医療スタッフにどのように支えられて来たかが、その過程が、まさに生命を筆にしたような様で描かれていきます。
ここには、他人の生死観をどうこうという押し付けがましさや、いたずらに生命を賛美するようなものはありません。
ただ、誰もが必死です。
必死に、もちろん自身も必死になって生きようともがきます。
しかし、周囲も助けられない(つまり死)、本人も、絵をはじめ全てを失ってしまうのではないかという不安が常につきまとう。
どんなに悲惨なことになるか、全く分からない未来に、それでもすがった勇気。
読んでいて、エールを贈らずにいられません。
多分それは誰もが、だと思います。
病院で、今も「奇跡の人」とスタッフに言われていることが、なぜか嬉しいです。