マン島TTレース2010 [DVD] の感想

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マン島TTについてはかなり昔に名前だけは知っており、プロジェクトXでも昔ホンダが125ccクラスで1位から５位までを独占したというのを見ましたが、映像は古いモノで、現在どのようになっているのかは知りませんでした。

ある日偶然某動画サイトでちらっとだけ最近のマン島TTレースの様子が掲載されたのを見て、マン島TTレースのDVDがないだろうかとAmazon.co.jpで調べたらこのDVDを見つけ、即購入。届いたその日のうちに見ました。

見た映像は衝撃的でした。驚きを通り越して唖然です。

平均時速は200km/h以上、最高速度は300km/hを超え、片側1車線しかないコースを走り抜け、ちょっとしたアップダウンではウィリーやジャンプをし、暴れる車体を押さえつけ、エスケープゾーンはなく、カーブでは縁石や家や壁、茂みにヒザや体、ヘルメットをギリギリまで寄せ付けて駆け抜ける。

車載カメラの映像を見ましたが、F1の市街地コースを走るモナコGPより恐かったです。TTレーサーは恐怖心をどこかに忘れてきたとしか思えない映像でした。

またイベントとしてMOTO GPの選手がマン島TTのコースを走ったのですが、皆恐いのか実際にレースに出るのは嫌がっており、中には「TTの選手はクレイジーだ」と言っていたのが印象的でした。

他には日本ではまずお目にかかることはないサイドカーのレースと、排ガスゼロのマシンによるレースがあります。排ガスゼロのマシンはコースを1周(約61km)だけ走るのですが、平均時速は155km/hとかなり速いです。最高速度は200kmくらいは出ているのではないでしょうか。このクラスには日本のメーカーが出場し、是非とも優勝して欲しいと思いました。

兎にも角にも興奮したDVDでした。