夢をかなえるゾウ 文庫版 の感想

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参照データ

タイトル夢をかなえるゾウ 文庫版
発売日販売日未定
製作者水野敬也
販売元飛鳥新社
JANコード9784864100823
カテゴリ文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » ま行の著者

購入者の感想

2008年に売れまくった「夢をかなえるゾウ」。内容はストーリー仕立ての自己啓発本。

どこにでもいるダメリーマンに神様ガネーシャが現われ、
共同生活していく中で成功するための秘訣を教えてくれ、主人公も変わっていくというお話。

この本を知ったのは早かったけど、鼻で笑ってしまったところがあって、実際に読んだのは2008年の10月。
結論を言うと、僕には良かった。ただ、おそらく成功体験が身についている人には必要がないと思う。

この本の「成功のための秘訣」自体は当たり前のことしか書いてない。既視感のある内容。

例えば靴を磨く、募金をする、人を気持ちよくする、そういう程度。ただ、そういったタネ本に触れていない人にはストーリー仕立てで、
しかも人情味のある関西弁のゾウの神様が主人公とのカラミのなかで教えてくれる。そういった意味で伝わりやすいと思う。

けれど、それ以上に価値を感じたのは、この本が「行動しろ」と強く訴えかけてくること。
本を読む。「意識が変わった」と思う。けど、行動に移せず、昨日の続きの今日を送ってしまう自分がいる。
怠惰で口だけの自分は身に沁みているパターン。多くの人もそうじゃないですか?

自己達成が身についている人は、意識→行動→習慣→人間が変わる→人生が変わるというリンクマップをたどっていると思うんです。
けど、多くの凡人は意識が変わっても行動が変わらない。出来る人にそれを言うと、「やるかやらないかだけだよ」と言われ、自分とは違うんだ、と思ってしまう。そうじゃないですか?

そもそもが世の中に自己啓発書があふれているのがおかしくて、
本当にあれで人が変われるんだったら、あんなに自己啓発書があふれてないと思うんです。
その矛盾に対して、この本自体がツッコミを入れていると思う。

この本を読んだ後、しばらくしたら、また何もしていない自分に気付いて、そこで初めて自分自身にひいたんです。どれだけ「意識」と「行動」の壁が厚いんだ、って。

評判がよすぎるので、逆に「本当か?」と疑って読んでしまった。
始まり方が唐突なので、面食らったが、
そのあとは引き込まれるように読み、数時間で読破してしまった。

正直にいって、今まで読んだ成功本の中でも
トップクラスのクオリティだと感じた。
内容のよさだけではなく、読み手をひきつける力がこの本にはある。

笑いと教えがバランスよく書かれており、飽きない。
小説としてのおもしろさもありつつ
きちんと成功するための方法が書いてあるのが素晴らしい。

成功をするための「行動」に絞っているところも○。

今までこういった本を読んでも
何も変わらなかった!という人ほど読んでほしい一冊。

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