コワ〜い不動産の話 2 (宝島SUGOI文庫) の感想

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タイトルコワ〜い不動産の話 2 (宝島SUGOI文庫)
発売日販売日未定
販売元宝島社
JANコード9784796677929
カテゴリビジネス・経済 » 産業研究 » 不動産 » 一般

購入者の感想

タイトルからしてトンデモ本っぽいのですが、そんなことはありません。読み応えのある不動産業界雑学の本です。家を建てたり買ったり不動産投資をする前にこの本を読んでみると為になるかもしれません。
ルポのP54~ホワイトウッドは腐りやすい、がすごく興味深いのですが、どの新築工事現場を見ても、棟上げした後透湿防水シートを外壁に貼るまで木材が長期間雨ざらしなのです。私が自宅を建てた工務店は、木材を濡らさないよう棟上げした後は全体をブルーシートで覆う処理をしてくれましたが、こんな現場は他では見たことがありません。大手ハウスメーカーでも100パーセント雨ざらしです。
折角家を新築しても、木材が湿気たまま断熱材を入れて乾燥させないまま工事を続けると、腐りやすい輸入木材で建てた家など、住めたものではありません。誠実な工務店で国産材で家を建てて良かったと心底思いました。
不動産業界の裏話が好きな方は大満足できる本だと思います。

この本の面白いところは、戸建て、マンション、購入、投資などの様々なジャンルを大局的に取り扱っているところです。共通しているのは「不動産は怖い」ということ。なぜ怖いのか。それは基本的に住宅が余っているから、ということが述べられています。それでも不動産を購入するのであれば、ダンピング競争に巻き込まれないような物件を選ぶことが必要だとしています。それは駅近であり、近くにスーパーや病院があることです。

そして不動産は買うのではなく、「利用する」という意識が大切だとしています。目新しいことはそれほど書かれていませんが、どういうスタンスで不動産に向き合えばよいのか、そんなことを再確認させてくれる本です。

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宝島社から発売されたコワ〜い不動産の話 2 (宝島SUGOI文庫)(JAN:9784796677929)の感想と評価
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