東京喰種トーキョーグール 14 (ヤングジャンプコミックス) の感想

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参照データ

タイトル東京喰種トーキョーグール 14 (ヤングジャンプコミックス)
発売日2014-10-17
製作者石田 スイ
販売元集英社
JANコード9784088900315
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

まず、本の裏のそで部分 - 今までの巻で登場人物紹介してた所はネタバレになるので読む前に見ないように。

直接的な表現は控えますがちょっとしたネタバレになるかもしれません。「東京喰種」全体の感想にもなります。

いやーここまで全力疾走で終わった漫画ってあんまり無いんではないでしょうか。見事でした。
13巻で「あんていく」襲撃前半が描かれ、この14巻の最終局面に盛り上げていき、この物語の「第I編」に終止符をうちました。
でも単純に全ての謎が解けて皆が手を繋いでる様なハッピーエンドではなく、死傷者・行方不明者がでてき、各登場人物の別の面が見えてきたり、まかれた伏線が拾われて、またそこから新たな疑問が生まれ想像を膨らませたり・・・

死傷者に対する入れ込みや、色んなキャラがどういう最後を迎えたのか・その後どうなったかの描写が無い事等から後味が悪いと思われた方もいるようですが、個人的には読者に甘えてない所、又は読者の機嫌を取ろうとする所がないのが好きですね。
皆それぞれの話の主人公であって、一人のキャラがどれだけ「この話」に重要な役割を持っていたとしても別のキャラからすれば、彼らはそのキャラの話の脇役であるので・・・都合のいい展開が起きすぎ「主人公補正」なんて言葉もある今日この頃、逆にこうキャラを切り落とせる作者はそういないと思います。
「こういうキャラだから最後は助かる」「このキャラは努力したから報われる」みたいな甘えた世界観で東京喰種を書いてたらココまで面白い漫画じゃなかったと思います。色んな人々の様々な思いが重なってこその物語だと。

続編はまだ読んでないですが、また別の視点から話が読めると思うと楽しみです。

あまり書くとネタバレになるから多くは語りませんが、読み終わった後、私も月山みたく泣きながら干からびてました…。切ない…。

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