Best Always(初回生産限定盤) の感想

大瀧さんご本人が歌う「夢で逢えたら」を真っ先に聴きました(大瀧さんの葬儀会場で流れていたそうで、関係者の努力により、初めて日の目を見るバージョンとのこと)。
そういえば、昔、地元のレコード店(今のCDショップ)でバイトしてた頃、大瀧詠一さんから電話を頂いたことを思い出しました。
地元では、何故か「はっぴいえんど」の熱烈なファンが多くて、地方都市にもかかわらず、ファースト・ソロ「大瀧詠一」に10枚以上の予約が付いたことに感激したご本人が、感謝のメッセージを下さったのです。私、受話器を持つ手が震えました。そして、大瀧さんは、ファンを大切にされる方だなあと、つくづく思いました。
学生の頃、大瀧さんの家を訪れたという武勇伝？を語る後輩もいました。気安く、家に招き入れてくれたそうです。
私も、福生に遊びに行けば良かったなあと・・。
さて、「はっぴいえんど」時代の曲も含む、初のベスト・アルバム。
ご本人の編纂ではないとはいえ、別バージョンもあり、改めて大瀧(ナイアガラ)ワールドの真髄にふれることができました。
そして、自分だけの「大瀧詠一ベスト」をカセットにダビングして、車で聴いていた頃を思い出しました。
大瀧さんの曲には、全て懐かしい思い出がつまっています。
ちょっと大袈裟ですが、私が、人生の辛い時期を乗り越えることができたのも、大瀧さんの明るく輝くような歌声のお陰だと思っています。