「見る」とはどういうことか―脳と心の関係をさぐる (DOJIN選書 7) の感想
参照データ
タイトル | 「見る」とはどういうことか―脳と心の関係をさぐる (DOJIN選書 7) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 藤田 一郎 |
販売元 | 化学同人 |
JANコード | 9784759813074 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
これはすばらしい。
視覚脳科学の本である。
前半では、錯視や脳損傷患者の症例などを見ることで、視覚世界、「見る」という行為のふしぎさを存分に味わえる。
さまざまな錯視図形、変化盲、半側空間無視だとか、無意識的推論、脳の不良設定問題などが紹介される。
後半は、脳研究の現場でなにが行われているのか、臨場感たっぷりに伝えている。
研究現場の話だからといって難解な内容ではない。
両眼立体視の著者らの研究の話などとてもおもしろい。
前半で味わったふしぎさとはまたひと味違い、知的好奇心を思い切り刺激される。刺激されっぱなしである。
きっとページを繰る手が止まらなくなるはずだ。
脳科学のなんたるか、視覚のなんたるかを読みやすく、しかしレベルを落とすことなく伝える希有の書である。
こういう本がもっと評価されるべきではないのか。
視覚脳科学の本である。
前半では、錯視や脳損傷患者の症例などを見ることで、視覚世界、「見る」という行為のふしぎさを存分に味わえる。
さまざまな錯視図形、変化盲、半側空間無視だとか、無意識的推論、脳の不良設定問題などが紹介される。
後半は、脳研究の現場でなにが行われているのか、臨場感たっぷりに伝えている。
研究現場の話だからといって難解な内容ではない。
両眼立体視の著者らの研究の話などとてもおもしろい。
前半で味わったふしぎさとはまたひと味違い、知的好奇心を思い切り刺激される。刺激されっぱなしである。
きっとページを繰る手が止まらなくなるはずだ。
脳科学のなんたるか、視覚のなんたるかを読みやすく、しかしレベルを落とすことなく伝える希有の書である。
こういう本がもっと評価されるべきではないのか。