リスク・テイカーズ ―相場を動かす8人のカリスマ投資家 の感想
参照データ
タイトル | リスク・テイカーズ ―相場を動かす8人のカリスマ投資家 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 川上 穣 |
販売元 | 日本経済新聞出版社 |
JANコード | 9784532356200 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 投資・金融・会社経営 » 一般・投資読み物 |
購入者の感想
投資家なら必読。彼らの思考回路の片鱗に触れられます。バフェットのくだりは他の本があるのでいらないと思いますが。
今、最も旬な8名の米国投資家を紹介した書である。効率的市場仮説によれば、投資家はマーケットの収益率を長期間上回る投資パフォーマンスを達成することはまずできないはずであるが、本書に登場する投資家たちはこれを成し遂げ(例えばウォーレン・バフェットは48年間年平均約20%のリターンをあげた)、この結果、2013年の個人所得が35億ドル(1ドル=110円換算で3,850億円)というありえないような果実を手にしたものもいる(ディビッド・テッパー)。
彼らの投資手法は様々である。株式を取得し、経営陣に改革を突きつけるアクティビスト(ダニエル・ローブ、ビル・アックマン)、著しく業績が悪化した企業の株式や債券に投資するディストレスト投資家(ディビッド・テッパー)、徹底的に企業の財務諸表を読み込み、大胆な買いまたは空売りを仕掛ける投資家(ディビッド・アイホーン)、不正会計やマクロ統計の意味するところまで見抜き、企業どころか国家(中国)にまで大胆な売りを仕掛ける空売り専門家(ジム・チェイノス)、世界最大のヘッジファンド創設者にして、マクロ指標を基にあらゆる資産に買い・空売りをしかけるグローバル・マクロ投資家(レイ・ダリオ)、マクロの負債バランスに注目し、米住宅バブルの崩壊・欧州の債務危機を的中させ、今度は日本の国債を標的に売りをしかける投資家(カイル・バス)、そして、米国のバリュー投資(割安株投資)の帝王にして世界一の金持ちの座をビル・ゲイツと争うウォーレン・バフェット。
彼らの投資手法は様々である。株式を取得し、経営陣に改革を突きつけるアクティビスト(ダニエル・ローブ、ビル・アックマン)、著しく業績が悪化した企業の株式や債券に投資するディストレスト投資家(ディビッド・テッパー)、徹底的に企業の財務諸表を読み込み、大胆な買いまたは空売りを仕掛ける投資家(ディビッド・アイホーン)、不正会計やマクロ統計の意味するところまで見抜き、企業どころか国家(中国)にまで大胆な売りを仕掛ける空売り専門家(ジム・チェイノス)、世界最大のヘッジファンド創設者にして、マクロ指標を基にあらゆる資産に買い・空売りをしかけるグローバル・マクロ投資家(レイ・ダリオ)、マクロの負債バランスに注目し、米住宅バブルの崩壊・欧州の債務危機を的中させ、今度は日本の国債を標的に売りをしかける投資家(カイル・バス)、そして、米国のバリュー投資(割安株投資)の帝王にして世界一の金持ちの座をビル・ゲイツと争うウォーレン・バフェット。
投資に取り組んでいる人がこれを読めば、あなたも勝ち組投資家になれます!といった単純明快な答えがのっている本ではありません。しかし、いかにして投資の世界が動いているのか、そしてどうやれば運用益をあげることができるのか、というヒントを与えてくれる良書だと思います。
時に経済関連の書籍を買うものの投資用語の羅列、文章の難解や冗長さに何度も断念しましたが、本著は数日で一気に読破。
現代の8人の著名な投資家を有名にした投資案件や出来事をおりまぜ、彼らの投資スタイル、人生哲学、ライフスタイルが簡潔明快、スピーディな展開で書かれていて、一気に読むことができました。
投資用語が多くでてきますが、各投資家たちを中心とした事件や背景とともに書かれているため、あまり違和感なく物語を読むようにスイスイと読み進めることができました。
海外ドラマや映画、ニュースでは見たことがあるけれど、一般人にが立ち入れないような場所、例えばNYにあるハーバードクラブ、ウォーレン・バフェットの株主総会、投資家たちの住まいやオフィス、建設中止となった大型リゾート開発地などの記述が、随所にでてくるため、時に臨場感のある冒険小説や旅行小説のような面白さもありました。
奇しくも、10年ほどまえに、リスクテイカー(こちらには複数のSがついていません)という、NYのヘッジファンドの金融冒険フィクション小説を読みました。こちらの本を読んだ方が、本著を読むと、また、投資の世界への新たな面白さが発見できるのではないでしょうか。
一般常識的にも、経済の話題としても、知っておいて損はない内容の経済関連書でありがならも、本著に登場する風景や場所の記述が生き生きとしているためかちょっとした海外旅行や異文化気分を感じさせてくれ、読んだあとにある種の爽快感、達成感があります。一読をおすすめします。
時に経済関連の書籍を買うものの投資用語の羅列、文章の難解や冗長さに何度も断念しましたが、本著は数日で一気に読破。
現代の8人の著名な投資家を有名にした投資案件や出来事をおりまぜ、彼らの投資スタイル、人生哲学、ライフスタイルが簡潔明快、スピーディな展開で書かれていて、一気に読むことができました。
投資用語が多くでてきますが、各投資家たちを中心とした事件や背景とともに書かれているため、あまり違和感なく物語を読むようにスイスイと読み進めることができました。
海外ドラマや映画、ニュースでは見たことがあるけれど、一般人にが立ち入れないような場所、例えばNYにあるハーバードクラブ、ウォーレン・バフェットの株主総会、投資家たちの住まいやオフィス、建設中止となった大型リゾート開発地などの記述が、随所にでてくるため、時に臨場感のある冒険小説や旅行小説のような面白さもありました。
奇しくも、10年ほどまえに、リスクテイカー(こちらには複数のSがついていません)という、NYのヘッジファンドの金融冒険フィクション小説を読みました。こちらの本を読んだ方が、本著を読むと、また、投資の世界への新たな面白さが発見できるのではないでしょうか。
一般常識的にも、経済の話題としても、知っておいて損はない内容の経済関連書でありがならも、本著に登場する風景や場所の記述が生き生きとしているためかちょっとした海外旅行や異文化気分を感じさせてくれ、読んだあとにある種の爽快感、達成感があります。一読をおすすめします。