学校英語教育は何のため? (ひつじ英語教育ブックレット 2) の感想
参照データ
タイトル | 学校英語教育は何のため? (ひつじ英語教育ブックレット 2) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 江利川 春雄 |
販売元 | ひつじ書房 |
JANコード | 9784894767270 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
購入者の感想
四人組の先生方の本で、一番わかりやすく、一番説得力がある本。
友人に紹介するついでにプレゼントしたので手元に残らず、結局自分でもう一度買ってしまう。
友人に紹介するついでにプレゼントしたので手元に残らず、結局自分でもう一度買ってしまう。
“4人組”のブックレット第2弾は学校英語教育の目的がテーマである。「グローバル人材育成」などの聞こえのよい言葉が実際には何を狙っているのかを読み解き、学校英語の目的と意義を再考する。
本書の読みどころは、江利川論文と内田・鳥飼対談であろう。江利川が紹介している岡倉由三郎(天心の弟)や福原麟太郎の思索は今こそ読み返されるべきである。また対談では、内田は“4人組”よりも深い次元で言語教育を考えている。特にベトナムの例を挙げて「2世代前の文化と断絶してしまった」という話は傾聴に値すると思う。
前作同様、英語教育に関心のある人には必読と言えるが、鳥飼論文が論として物足りないと感じたので、あえて星をひとつ減らした。
本書の読みどころは、江利川論文と内田・鳥飼対談であろう。江利川が紹介している岡倉由三郎(天心の弟)や福原麟太郎の思索は今こそ読み返されるべきである。また対談では、内田は“4人組”よりも深い次元で言語教育を考えている。特にベトナムの例を挙げて「2世代前の文化と断絶してしまった」という話は傾聴に値すると思う。
前作同様、英語教育に関心のある人には必読と言えるが、鳥飼論文が論として物足りないと感じたので、あえて星をひとつ減らした。