僕のヒーローアカデミア 1 (ジャンプコミックス) の感想

日本の少年漫画の王道を行く様な努力型主人公が、アメリカンコミック風の世界でヒーローを目指す漫画です。

既に幾つかの作品を掲載されてるだけあって、画力は高い。
躍動感のある画風なので、アクションシーンが映えますね。

メインキャラはよく出来ており、カエル娘やフランスレーザー等一巻の時点ではまだ目立ってないキャラでも、今後の活躍が楽しめそうなキャラがいます。
特にカエル娘はネットで人気ですね。

物語の展開としては、主人公には何の能力もないが、ヒーローマインドだけは人一倍強く、行動力や根性がある。
それが認められ、晴れて能力を授かる……。
キャプテンアメリカやパーマンと同じ分類の展開で、個人的には大好きです。
他を圧倒するスーパーパワーは努力のみでどうにかなるものではありませんから、精神を重視するのは理に適っていると言えるでしょう。

今後は学園での物語になると思いますが、そこからどう話を展開できるかが楽しみです。

ネタバレ少々あるのでご注意を
「個性」という能力が普通にある世の中、犯罪などを起こすヴィランをヒーローがそれを倒す。
そんなヒーローに憧れる無個性の少年緑谷出久(デク)が主人公の漫画です。
最初は無個性でどこまでやれるのかな？という話を想定しましたが、違っていました。
だけど、この漫画は本当に人を引き付ける魅力を持っていると思います。
オールマイトは最初無個性のデクに「相応に現実を見なくてな」とヒーローになることに見切りをつけていました。
でも、デクの行動は無個性だからこそオールマイトの心を動かしました。
そしてオールマイトは言ったのです！「君はヒーローになれる！」と。
その台詞、デクの涙、デクの想いに思わず泣いてしまった自分がいました。
結局、個性をデクは手にすることになるのですが、その過程も熱い！
しかし、制御がまだ制御が上手く出来ません。そんな中で様々な試練が待ち構えているわけですが、
彼は持ち前の知恵と努力と強い想いでカバーしていきます。
僕は今働いていて自分の可能性のなさを不甲斐なく思っていました。けれども、この漫画に出会って
本当に大袈裟ですけどデクに共感して自分の可能性を感じてしまったんです。
正直、「ガキだなー。」と思われる方もいると思います。自分でもそう思ってますしね。笑
無限大の可能性、皆それがあるんです。何かで悩んでる人へ。何事にも挑戦しましょうよ。
必ず、あなたが報われる日が来ますから！