きんいろモザイク (5) (まんがタイムKRコミックス) の感想

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今回は文化祭でがんばる彼女らの勇姿を結構長尺で描いていたわけだけれど、尺の割にはアクシデントとか達成感とかの演出が弱く、全体的に印象が薄くなってしまっていた。
そろそろネタも尽きてきた頃であろうから、風呂敷を畳む準備を進めていただきたいところだが、芳文社がどう判断するか。続けるならば確実にどこかで失速する(というか既に失速してきている)。

この三拍子が揃ったきんいろモザイク第５巻は、体育祭や文化祭といったイベントが満載です。
久世橋先生や穂乃花といったサブキャラクターの個性がこれまで以上に前面に出はじめ、シノやアリスたちと楽しく賑やかな高校生活を送っています。
個人的にお気に入りのお話は、烏丸先生と久世橋先生の若かりし頃のお話や、アリスが熱を出すお話、アヤヤがシノとの関係に悩むお話です。特に、アリスが熱を出すお話はアリスがとても可愛くて優しい気持ちになれました。やっぱり金髪最高ですね。他にも陽子が大食いにチャレンジしたり、金髪同盟ピンチのお話など、面白いお話がたくさん詰まってます。
また、あとがきで、きんいろモザイクは「まだまだ」続くという作者原さんのお言葉があって一番嬉しかったかも知れません。いつまでもシノ達の日常を眺めていたい、そんな気持ちにさせてくれる５巻でした。

日英ミクスドコメディ「きんいろモザイク」5巻目です。季節も移ろいまして秋となって、体育祭や学校祭、ハロウィンなどの季節柄のイベントも多く賑やかしくもほのぼのとした内容です。
学際時代も描かれる先生たちとか、すっかり出番の多くなった穂乃花とか（カレンともっと仲良くなろうといろいろ頑張る所が可愛いです）、5人以外の見どころも多いですね。巻末の綾視点でしのとの友情について描かれたエピソードとかは凄く良かったです。日常ものではこうやって登場人物の関係性が深まっていくところが読んでてぐっときますね。時間が流れていくほどに、進路とか将来の話なんかも出てきて少ししんみりしたりもしますが、まだまだこの先も楽しみにしております。