宇宙戦艦ヤマト2199 40th Anniversary ベストトラックイメージアルバム の感想

コンサートを前に聴きながら書いてます。
どの曲も素晴らしい。
冒頭のヤマトはバイオリンが「航海」を表現している。
バイオリン以外がオリジナルの演奏に近いことがバイオリンの音色を一層際立たせている。
エレキギターの魅力炸裂の「誕生」。ヤマトは根底にロック魂がある。常に殻を破り旅立つ存在なのだ。
「イスカンダル」は壮大な宇宙の果ての理想郷をイメージさせるアレンジ。
他の選曲もヤマト40年の音楽史から、1作目だけに限定せず、「さらば」「永遠に」からの楽曲も含めてくれている点が嬉しい。
欲を言えば完結編やヤマトIIIあたりからも一曲くらい欲しかったですが、メジャーな曲を選ぶと外れてしまうのは止む無しと理解します。
参加しているすべての演奏者がエース級であり、単独でアルバムも出しているような人ばかり。豪華です。
40周年記念を冠するに相応しい、本気の遊び心のこもった名盤と思います。

一聴した率直な感想としては、ランティスから販売されているヤマト2199関連のCDと比べると良い、と感じました。良い、と感じたのは音質（マスタリングの仕上がり具合）です。ランティスのCDで酷評されていた、これでもか、と言わんばかりのコンプレッションバリバリの強烈なマスタリングではないので安心して聞くことが出来ます。では、楽曲的にはどうか、といえば、まあまあ楽しめたかな？といった感じです。BGMなどで聞き流すには良いのではないでしょうか？ただ一つだけ受けつけなかったのは鈴木慶江さんの真っ赤なスカーフです。これはちょっと私的には駄目でした。他はそれぞれ個性的なアレンジが加えられていて楽しく聴くことが出来ました。楽しく聴けたので特に文句は無いのですが、それぞれ日本国内では活躍しているアーティストの方々が、ちょこっとお小遣い稼ぎでやってみました、みたいなことが想像出来てしまいますね。あまり素直なレビューでなくて申し訳ありません。