クイーン〜ライヴ・アット・ザ・レインボー '74【通常盤BLU-RAY/日本語字幕付】 の感想

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参照データ

タイトルクイーン〜ライヴ・アット・ザ・レインボー '74【通常盤BLU-RAY/日本語字幕付】
発売日2014-09-08
出演クイーン
販売元ワードレコーズ
JANコード4562387195671
カテゴリDVD » ジャンル別 » ミュージック » ポップス

購入者の感想

ウエンブリーやモントリオールのような円熟したパフォーマンスではなく、
今まさに勢いに乗り始めた4人のパフォーマンス!!
当時の映像がここまで見られるなんて。本当に感激です。
クイーンがスタジオの多重録音の完璧主義者ではなく、
ステージでも素晴らしい演奏を披露していたことがよくわかります。
はじめは遠慮しがちに始まった感じですが、ステージが進むにつれてヒートアップしていく。
フレディがお色直しをしてからはすごい迫力。
加速していくというか、ノリノリになって熱を帯びていくのがわかる。
しかし演奏は乱れない。
転調や変則的なリズムになってもぶれないロジャーのドラム。
ジョンのベースも、それについていくというより引っ張っていく。
ブライアンのギターはまさに七色。
重々しいかと思えば繊細な美しい旋律も自由自在!!
そしてどんなに歌っても歌ってもまだ出るフレデイの声・声・声!!!
まさに驚異的。飛ぶ鳥を落とす勢いというか。
細切れでどこかで何曲かは見たことがあっても、やはりコンサートを丸ごとみられるのは、
それも70年代のコンサートを今見ることができて本当にうれしい。
映像もきれいだし、音もきれい。技術の進歩に感謝。

このあと「オペラ座の夜」や「華麗なるレース」「世界に捧ぐ」が出てからのパフォーマンスもぜひ見たい!
フレディのダイア柄タイツのパフォーマンスもDVD化されますように。

若い!
当たり前です。何せ1974年です。
1974年11月と言えば、日本ではまだ「キラー・クイーン」の発売直前だったのではないでしょうか。
発売されていたとしても直後だと思います。1960年生まれの私が、このシングルを同級生から借りたのが
中2の冬頃だったので、まず間違いないと思います。

衝撃でしたねえ。いっぺんに虜になりました。
当時はこの綺麗な金髪のお兄ちゃんが歌っているに違いないと信じていましたので、それが
ドラマーのロジャーで、ボーカルはワイルドな風貌のフレディと知って更に衝撃。

さてこの1974年のレインボーシアターでのライブ。
まずその音質と画質に驚愕です。アスペクト比が4:3なのは仕方ないにしても
まるでハイビジョンかと見紛うばかりです。
ステージはシンプル極まりない。「QUEEN」のロゴがまるで学園祭の舞台のよう。
ギミックは全くなし。簡単なライティングとスモークのみです。
しかし音質が良く、若く黎明期のクイーンのエネルギーをストレートに感じることができます。

ということで、この音質のおかげで、改めて当時のフレディの声の瑞々しさに感激します。
「世界に捧ぐ」あたりから、ハードロックっぽさを要求されていたからか(当時のインタビューではやたらに
「今度のアルバムはハードだよ」「このブライアンの曲はハードロックさ」といったコメントが目立ちますので)、
わざと荒れた声で歌う曲が増えていくのですが、私は逆にこの美しく瑞々しいフレディの声のほうが好きです。

しかしちょっと苦言というか疑惑を一言。
いくらコーラスが特徴の彼らとはいえ、ライブでこんなに上手かったっけ。
この頃のブートレグなどの音源を聞くと、コーラスは意外に外れていたり、ロジャーだけ大声張り上げていたり
結構粗さが目立ちます。79年の武道館ライブを見たときも、お世辞にも上手かったとは思えなかったのです。
もしかしたら巧みにオーバーダブしているかもしれません。

ラジオから流れてきた『キラー・クイーン』を聴いたことがクイーンを知るきっかけとなり、当時はちょうど『ボヘミアン・ラプソディ』が全世界を揺るがしていた時期でした。
そこから1st〜3rdのレコードを買って初期のクイーンを知ったという経緯から、1stから4thアルバムまでがクイーンというバンドの象徴だと思ってます。
それがまさかこの年齢になってから’74年の映像が、それもクリアな画像と音声を体感できるとは夢にも思っていませんでした。

まず画質。
おそらく現代に於ける最新の技術が駆使されているのでしょう。
とても40年前の映像とは思えないほどクリアで鮮明な画質です。
ステージ上の照度が少ない場面での画質はどうしても荒くなってみえますが、
これが現代の最新技術と思えば致し方ないことなのでしょう。

音質にいたっても然りで、高度な技術で処理されているのがよく分かります。
ロジャーとブライアンのコーラスがこんなにも美しいなんて。。。感動です。

ライブ音源は、当時新宿で購入した海賊版のLPで耳にしていたものなので、個人的にはその音源に対する映像を観ることが出来たことが嬉しくてなりません。
そこには様々なサプライズがありました。
たとえば、ブライアンが(まさかの)レスポールを舞台上に置いてあったり、
『キラー・クイーン』でジョンが舞台袖からトライアングルを受け取るシーン。
『ライアー』ではフレディのマイクに向かって歌うジョンの姿があったり。
フレディがピアノを弾く時、中期以降では絶妙なタイミングでマイクの受け渡しをしていますが、これがまだ確立されていません。
左手にマイクを持ったまま右手一本でピアノを弾くフレディの姿は新鮮です。
何と言っても、まだまだぎこちなさが残っているフレディのステージ・アクションは若さを感じます。
『輝ける七つの海』では、ロジャーが曲目の紹介を行っており、
そのロジャー、何が原因か分かりませんが、ライブの一番最後にドラムセットをぼっ壊してます。。。(^^;

オールドファンには堪らない作品でしょう。

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