にこたま(1) モーニングKC の感想
参照データ
タイトル | にこたま(1) モーニングKC |
発売日 | 2012-09-28 |
製作者 | 渡辺ペコ |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL |
購入者の感想
出世作「ラウンダバウト」で勢いを増した渡辺ペコさんが、次作としてモーニング・ツーにおいて連載を開始したのがこの「にこたま」です。
内容は29歳のカップルの妊娠を巡る物語であり、世代的には「ラウンダバウト」で描いた10代、「東京膜」で描いた20代のさらにその先に焦点に当てたものと言えます。
作品中のギャグが冴えているために前面にこそ出ませんが、この作品で描かれている状況は重いものであり、あらかじめ「みんながハッピー」なエンディングを想定できない物語設定には今後の展開についての予断を許さないものがあります。
もともと渡辺ペコさんの作風は「安心して読めるさわやかなエンターテイメント系」と「ダウナーで生臭い文学系」に二分化していた感がありますが、この作品ではそのような白ペコと黒ペコが一体となった重喜劇が満を持して展開されるのではないかと思われます。(そのため多少「読者を選ぶ」かもしれません)
コーへー、あっちゃん、高野さん、そして作者がこのように拡がった風呂敷をどう畳むのか、今後全くもって目が離せません。この物語の最終的な評価は最後の決着が着くまで定まるものではありませんが、とりあえずこの第一巻の段階では「最高に面白い」としか言いようがありませんでした。
どこまで深いところまでエグる物語になるのかなあ?
内容は29歳のカップルの妊娠を巡る物語であり、世代的には「ラウンダバウト」で描いた10代、「東京膜」で描いた20代のさらにその先に焦点に当てたものと言えます。
作品中のギャグが冴えているために前面にこそ出ませんが、この作品で描かれている状況は重いものであり、あらかじめ「みんながハッピー」なエンディングを想定できない物語設定には今後の展開についての予断を許さないものがあります。
もともと渡辺ペコさんの作風は「安心して読めるさわやかなエンターテイメント系」と「ダウナーで生臭い文学系」に二分化していた感がありますが、この作品ではそのような白ペコと黒ペコが一体となった重喜劇が満を持して展開されるのではないかと思われます。(そのため多少「読者を選ぶ」かもしれません)
コーへー、あっちゃん、高野さん、そして作者がこのように拡がった風呂敷をどう畳むのか、今後全くもって目が離せません。この物語の最終的な評価は最後の決着が着くまで定まるものではありませんが、とりあえずこの第一巻の段階では「最高に面白い」としか言いようがありませんでした。
どこまで深いところまでエグる物語になるのかなあ?