Geophysical Fluid Dynamics の感想
参照データ
タイトル | Geophysical Fluid Dynamics |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Joseph Pedlosky |
販売元 | Springer |
JANコード | 9780387963877 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
良い点
・全体の見通しが良い
・一貫的な手法で論じられている
いまいちな点
・方程式(の多く)が無次元化されているため、リファレンスとして使いにくい
GFDの分野では定番というか、古典?のようです。
本書の流れはシンプルで、主にはイントロの後に浅水系について議論され、
続く章で境界層での得意摂動の導入、成層の導入と続きます。
全体を通してスケーリングによって項の取捨選択をしていて、
その部分についても(しつこいほどに)詳しく言及されているので、
本書を読み終える頃には(または読んでる半ばに)
著者の考え方を身に付けることが出来るかと思います。
本書に記載されている多くの式が無次元化されているため、
あとで関係式を参照したい場合には本文に少し立ち戻る必要があり、
「いまいちな点」に加えましたが、
スケーリングによって漸近的な振る舞いを調べることの副次的な効果ですので
批判することはできません。
GFDの網羅的な本で最近のものではVallisのものもいいと思いますが、
(Atmospheric and Oceanic Fluid Dynamics: Fundamentals and Large-scale Circulation)
本書は特徴的なアプローチですので十分読む価値があると思います。
非常に良い本であるとは思いますが、
万人向けではない点と個人的には話がくどいので-1としました。
・全体の見通しが良い
・一貫的な手法で論じられている
いまいちな点
・方程式(の多く)が無次元化されているため、リファレンスとして使いにくい
GFDの分野では定番というか、古典?のようです。
本書の流れはシンプルで、主にはイントロの後に浅水系について議論され、
続く章で境界層での得意摂動の導入、成層の導入と続きます。
全体を通してスケーリングによって項の取捨選択をしていて、
その部分についても(しつこいほどに)詳しく言及されているので、
本書を読み終える頃には(または読んでる半ばに)
著者の考え方を身に付けることが出来るかと思います。
本書に記載されている多くの式が無次元化されているため、
あとで関係式を参照したい場合には本文に少し立ち戻る必要があり、
「いまいちな点」に加えましたが、
スケーリングによって漸近的な振る舞いを調べることの副次的な効果ですので
批判することはできません。
GFDの網羅的な本で最近のものではVallisのものもいいと思いますが、
(Atmospheric and Oceanic Fluid Dynamics: Fundamentals and Large-scale Circulation)
本書は特徴的なアプローチですので十分読む価値があると思います。
非常に良い本であるとは思いますが、
万人向けではない点と個人的には話がくどいので-1としました。