むすんでひらいて　6 EDEN の感想

オムニバスとはいえそれぞれの登場人物が各物語に絡んでいく本作。
6巻でも新しい人物が一人登場しますが
ある程度登場人物も落ち着いてきたのでしょうか。
これまでは頻繁に新キャラが出てきていましたが
6巻では主にこれまでのストーリーを掘り下げていく内容。
登場人物紹介もこれまでとは少し趣が異なって
その巻でスポットを当てているキャラを主に紹介しているので
誰がメインのストーリーかわかりやすくする工夫もされています。
同じく人物相関図もスポットを当てている人物の周りに絞っているので
簡素になりわかりやすいと思います。
これまで通り、新しいストーリーに入る前にはダイジェストがはさまれるので
改めて読み直してからじゃないとついていけないということもないです。

次巻も予告を見る限りではこれまで登場したキャラのストーリーの続きとなるようです。
1巻から読んでいる方向けでも途中から読む方向けでもわかりやすいダイジェストがはさまれるとはいえ
前述のようにそれぞれ登場人物に繋がりがあるので気になった方は1巻から読んでみることをおすすめします。
より物語の世界観が分かりやすくて面白さも倍増かと。
作画も丁寧で複数の人物のオムニバスのストーリーですが
どのストーリーもすごくよく練られていて1巻から揃えても損はないと思います。

次巻も期待です。