保健師・保健師をめざす学生のためのなぜ?どうして?〈4〉疫学・保健統計 (看護・栄養・医療事務介護他医療関係者のなぜ?どうして?シリーズ) の感想

統計の研修で先生がオススメの本として紹介されました。絶版になっているので残念です。

読んで悔やまれました。。。最初、研究の道に入り、その後転職しましたが、この本を読んでいればもっと良い研究ができたのに！と悔やまれるほどです。研究の組み立てかたや、公衆衛生の知識など幅広く専門性を深めることができます。統計の苦手だった私にも、実例を交えて詳しく、また比較して教えてくれるので本当にわかりやすいです。
実はこの本は、社会人入試を手がける某大手予備校で推薦している本です。社会人入試を経て、もう一度研究畑に戻りたいと考えているため、本当に参考になります。

本書は、疫学・保健統計に関するポイントをコンパクトにまとめた書籍である。疫学に関する説明については、分かりやすくよい。その一方で、統計に関する箇所が非常に分かりづらい。例えば、一般的な基礎的な統計学での有意差や帰無仮説の説明と本書では随分と重点の方向が違う。随分、斜め上をいく説明だなと、それこそ「なぜ？どうして？」と疑問だけが残る。国家試験対策には、疫学の部分を使用し、統計学に関する箇所は別の基礎的な統計の書籍を当たったほうが無難であろう。