What the Dog Saw の感想

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身近な社会現象に新たな視点から説明を加えるという意味では、今までの同著者による作品と同じようなジャンルです。ただし、これは書き下ろしではなくて、雑誌のThe New Yorkerに90年代2000年代に掲載された一つあたり３０ページほどの記事を集め（それぞれに数行のコメントを加え）ただけのものです。

それなりに面白い物が集められていますが、テーマの一貫性はありません。それぞれの文章ごとに、インタビュー対象の人間が一人又は複数人おり､その人の仕事などを中心に、社会科学や自然科学を絡め、興味深い読み物に仕上がっています。Gladwellのファンにはお勧めですが、以前の本ほどは面白くない気もします。