図解入門 よくわかる病理学の基本としくみ (メディカルサイエンスシリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 図解入門 よくわかる病理学の基本としくみ (メディカルサイエンスシリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 田村 浩一 |
販売元 | 秀和システム |
JANコード | 9784798028354 |
カテゴリ | ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 基礎医学 » 病理学 |
購入者の感想
現役看護師、ICU勤務です。
この本はかなり病理学について噛み砕いて説明しようと心掛けているせいか、説明が平易で理解しやすいです。だから医療従事者からみるとかえって簡単すぎるという不満があるかもしれません。それでも一読する価値大です。
敗血症性ショックの患者を多くケアする機会がありますが、恥ずかしながら乏尿から多尿に移行する経過について理解できていませんでした。しかしこの本の説明により、病態の一端を理解することが出来るようになりました。
いずれにしても著者の熱い思いがじわじわ伝わってくる本なので、「病理って面白いかも?!」とそんな気にさせること間違いなしです。
この本はかなり病理学について噛み砕いて説明しようと心掛けているせいか、説明が平易で理解しやすいです。だから医療従事者からみるとかえって簡単すぎるという不満があるかもしれません。それでも一読する価値大です。
敗血症性ショックの患者を多くケアする機会がありますが、恥ずかしながら乏尿から多尿に移行する経過について理解できていませんでした。しかしこの本の説明により、病態の一端を理解することが出来るようになりました。
いずれにしても著者の熱い思いがじわじわ伝わってくる本なので、「病理って面白いかも?!」とそんな気にさせること間違いなしです。
「心筋梗塞」や「がん」などの身近な病気から、「遺伝病」や「膠原病」といった特殊な病気まで、いろいろな疾患を例に「そういえば、なぜだろう?」だれもが疑問に思うようなことが、たくさんのきれいな写真とともにわかりやすく解説されています。「へぇ、そうだったんだ」と思いながらあっという間に読んでしまいました。特に、静脈注射の後に「青たん」を防ぐには?という話は目からウロコでしたし、そんなことも「病理学」に関係しているんだと感心させられました。病理学のすべてを網羅するような教科書ではなく、むしろ病理学の面白さを知るための本という感じで、私も学生時代にこんな本があれば、病理学にもっと興味が持てたのにと思いました。医療にかかわる仕事を目指す学生さんは、この本を読んでから病理学の講義を聞くと、きっと講義が面白くなると思いますし、病理に苦手意識のある人も、この本を読むと絶対に考えが変わると思いますよ。(実は医者が読んでも面白い本です)
特に医療関係者向けの本というわけではないので、基礎知識がなくても面白く読めると思いますし、「がん」でどうやって診断されているの?といった疑問にも答えてくれます。「病気」に興味のあるすべての人にお奨めの本だと思います。
特に医療関係者向けの本というわけではないので、基礎知識がなくても面白く読めると思いますし、「がん」でどうやって診断されているの?といった疑問にも答えてくれます。「病気」に興味のあるすべての人にお奨めの本だと思います。