Ulysses (Wordsworth Classics) の感想
参照データ
タイトル | Ulysses (Wordsworth Classics) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | James Joyce |
販売元 | Wordsworth Classics |
JANコード | 9781840226355 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
ジェームズ・ジョイスの、「Ulysses」と言うと、筆者は、Bodley Head の、CORRECTED TEXT と言う、版を、持っている。これは、過去流布版の誤謬を正した版で、ミスプリントだらけの、過去流布版とは、一線を画した物で、ようやく、和訳翻訳の底本として、使える、画期的な版です。
ところで、Wordsworth Classics から、この廉価価格の、本が出た。
そこで、手にしてみたところ、この、Wordsworth Classics の版は、1932年度の、流布版の reprint でした。
これでは、間違いだらけで、文章の意味が、通らないのです・・。
ですから、「Ulysses の正確な版が欲しい」、と言う方には、Bodley Head の、CORRECTED TEXT の方を、お勧めします。
しかしながら。この、Wordsworth Classics の版も、大学の、学食で「ランチを食べた」と、思えば、その位の予算で、一冊、買える事を考えると、かなり、ヤバいです。
「もし、Bodley Head と、同じ版だったら」とは、思いますが、CPは、最高ですヨ。
ところで、Wordsworth Classics から、この廉価価格の、本が出た。
そこで、手にしてみたところ、この、Wordsworth Classics の版は、1932年度の、流布版の reprint でした。
これでは、間違いだらけで、文章の意味が、通らないのです・・。
ですから、「Ulysses の正確な版が欲しい」、と言う方には、Bodley Head の、CORRECTED TEXT の方を、お勧めします。
しかしながら。この、Wordsworth Classics の版も、大学の、学食で「ランチを食べた」と、思えば、その位の予算で、一冊、買える事を考えると、かなり、ヤバいです。
「もし、Bodley Head と、同じ版だったら」とは、思いますが、CPは、最高ですヨ。
電子版(なんと無料)では、本当は斜体で書いてあるだろう所がアンダーバーに挟まっているだけなので、斜体の始まりと終わりに常に気をつけている必要があります。
内容についてはジョイスのマスターピースと評されるだけあって、長さもあって盛りだくさんです。わたし的には II.15 Circéが一番楽しいです。そうだそうだ苦しめ既婚野郎そんな金玉さっさと取っちまえイエーイてきな。でもそこだけ読んでおもしろいかっていうと多分ダメなんで、興味のある方には全部読んでもらうしかないです。
こちらのキンドルエディションには解説も何も付いてないため(私はどうせあっても見ないのでスッキリしてて良いですが、これに関してだけは全部自力で悟れとか無理です)、読む前にウィキペディアでも誰かの文学サイトでも何でもいいので、各章の解説的なものに目を通しておくのがおすすめです。
内容についてはジョイスのマスターピースと評されるだけあって、長さもあって盛りだくさんです。わたし的には II.15 Circéが一番楽しいです。そうだそうだ苦しめ既婚野郎そんな金玉さっさと取っちまえイエーイてきな。でもそこだけ読んでおもしろいかっていうと多分ダメなんで、興味のある方には全部読んでもらうしかないです。
こちらのキンドルエディションには解説も何も付いてないため(私はどうせあっても見ないのでスッキリしてて良いですが、これに関してだけは全部自力で悟れとか無理です)、読む前にウィキペディアでも誰かの文学サイトでも何でもいいので、各章の解説的なものに目を通しておくのがおすすめです。
名作『ユリシーズ』を最初から何の註もないこの版で読むのはまず無理。あっちこっち考えが飛ぶ登場人物たちの内的独白がとにかく難解。特にスティーブンの独白はアリストテレスの形而上学にも多く言及するので、自分も含めて普通の読者が註なしで読めるわけがない。日本語の訳本を手元に置き、註を参照しながら読むのがベスト。