大局を読むための世界の近現代史 (SB新書) の感想

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タイトル大局を読むための世界の近現代史 (SB新書)
発売日販売日未定
製作者長谷川 慶太郎
販売元SBクリエイティブ
JANコード9784797380811
カテゴリジャンル別 » 歴史・地理 » 世界史 » 一般

購入者の感想

今から20年余り前に、「テレビ朝日」の朝の番組で「やじうまワイド」とかいう番組があった。その番組で、湾岸戦争が始まることを、ぴたりと予言したのがこの著者であった。当時、この朝の番組で、著者も含めて日替わりでコメンテイターが出演していたが、著者のコメントは、他のコメンテイターのように観念的でなく、具体的・網羅的であったのを今でもおぼえている。

まともに著者の本を読んだのは、これで2冊めであるが、これは、ブルガリアでの著者の体験など含め、我々の日々のテレビや新聞の、ニュースや その解説を、漫然と見ていたのでは とうてい把握しえない情報が記載されている。特に後半は、他の書籍を読んでの知識とか、誰かの話から聞きかじった情報とは異なる「活き活きした」情報満載である。こうした生々しい知見に裏付けされた大局観をもって、事に当たることは、どんな分野でも重要なことである。

残念な現状だが、近代史は、学校の授業でも、大学入試での取り扱いも、大戦前後から現代までの日本史について、うとんじられがちである。この時代の歴史をしっかり知っておくことが、今の、尖閣諸島問題などを理解するのに必須の事であろう。国益の観点から、若い人にもお勧めしたい。

氏の考えで好きなところはロジックシンキングで行く着く結論を断定するところです。しかし、北朝鮮はすでに崩壊していなくてはなりませんが時間的な誤差は許される範囲です。参考になりました。

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