Merry Go World の感想

手放しで絶賛していい一枚は、そうはないものだ。これはそういう一枚。
アミューズは本当にずるい。もちろん絶賛という意味で、だ。これが単なる企画シングルでありませんように。
彼女たち４人それぞれがそこそこのアイドルユニットのセンター以上の実力があるのだ。
ここ読んでるヒトは今さらだろうが、さくら学院卒業生、生徒会長、「絆」の堀内まり菜、ムード委員長ぽっかぽか笑顔の佐藤日向。
伝説のユニット「可憐Girl’s」の一人であり、いよいよ歌でも待望の復活、島ゆいか。
朝ドラ「花子とアン」での主人公・花子の養女役など、女優としてもはっとさせる魅力あふれる、金井美樹。
これ、また後世「伝説のユニット」と言われるやつでしょ、絶対。
だからこそ、アニメ「くつだる。」の声優４人という繋がりではあれど、帯以外にはアニメ色のないジャケットは大正解。
「マボロシ☆ラ部」というユニット名も、さくら学院の頃の部活を連想させて、らしくていいね。

また、収録３曲ともすごくいい。音もぶ厚く、疾走感がたまらない「Merry Go World」「マボロシ☆ラ部」、
ミドルテンポで歌もやさしく聴かせる「記念日ノート」、いずれも佳曲！
いや、曲もいいんだけど、この４人、もともと相当なヴォーカルの実力があるから。なんだこの安定感。

だから当然このシングルは最高点なんだけど、どうしても２つ注文。
どうぞ一度だけの企画ものに終わらせないで。活動を続けて！
そして、次回作にはPVとかダンスビデオとか初回盤でいいから絶対に付けてください。
金井さんはわからないけど、このメンバーはダンスだってかなりできるのにもったいない。
アミューズクオリティを見せつけていただきたい。
それに、こんなに素敵な４人なのに、届けたいのは歌声だけじゃないでしょ。