Arms and Armor: A Pictorial Archive from Nineteenth-Century Sources (Dover Pictorial Archive) の感想

届いてみて本をぱらぱらとめくってみると、鎧などが細かく書かれていました。
その一方で、剣先や槍の柄の部分など、あまり変化がない部分は省略されていることが多かったです。
（表紙の剣の絵のように持ち手の部分のみ書かれている）
その一方で、鎧の類はページいっぱいに描かれており、大変見やすいです。
また、銃や石弓なども登場しており、見ているだけで面白いです。
解説などはありませんので、何なのか分かりづらいものも数点ありましたが、ボリュームのおかげであまり気になりませんでした。
とてもいい買い物をしたと満足しています。

鎧・武器（中世ヨーロッパ初期〜後期に登場する火器まで）の細密なイラストが、オールモノクロにて多数掲載されています。

ビュラン（紙幣の肖像画が分かりやすいと思います）を使用したと思われる非常に丁寧な仕事のもの（その中でも巧い下手はありますが…）と、
割とディフォルメされたような描写のものがあります。

各ページの下部には“German,English and Italian(16th-century).”
など、簡単な但し書きがされていますので、時代のおおよその見当はつきますが、各部の名称や詳しい説明等は一切ありませんのでご注意を。

私は絵の参考の為に購入しましたが、鎧全体図の他、馬鎧、兜、剣に施された細工などの描写も充実していて満足出来ました。
表紙の絵を見て気に入ったなら、購入されて損はしないと思います。