宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた: 実録なつのロケット団 (学研科学選書) の感想

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参照データ

タイトル宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた: 実録なつのロケット団 (学研科学選書)
発売日販売日未定
製作者あさり よしとお
販売元学研マーケティング
JANコード9784054057029
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 工学 » 航空工学・宇宙工学

購入者の感想

「宇宙作家クラブ」の勉強会で、漫画家あさりよしとおの「最小の衛星打ち上げロケットを作ろうとしたらそのサイズは?」という質問に、講師の野田は検討とシミュレーションを繰り返し、数日後に「3段式で、全長約3m」という答えをだした。 この出会いの後、野田の呼びかけで集まった有志が、のちの「なつのロケット団」になります。

出せるヤツが出せるだけの金と時間を投資する開発スタイル。 狭い台所や風呂場で、少しずつ組み上がっていくエンジンやテストベンチ。 実験と検証を重ね、衝突型からピントル型へ進化するインジェクタ。 爆発して飛散した部品をどうやって回収するかなど、失敗の後処理が具体的に書かれている点も面白いです。

メンバのひとり堀江貴文にまつわる話も興味深い。 (部下などを伴うわけで無く)一人でやってきて、みんなと一緒にアルミをやすり掛けしたり、メンバのメシを作ったり。 金持ちのスポンサーを探せ!ということで出会った堀江でしたが、例のライブドア事件を契機に、それでも堀江を仲間だと思うメンバだけが残って「なつのロケット団」が正式に立ち上がります。

後に出会う植松専務との逸話も感動的でした。読み物としても充分に面白い。 ロケットが飛ぶ原理や仕組みの解説も的確な説明とあさり氏のかわいいイラストで理解できます。流石は「まんがサイエンス」の著者。 また、著者本人のモノローグのような文体が絶妙で、読んでいるこちらもなつのロケット団の一員として一緒に課題に向き合っているような気持ちにさせてもらえました。

アポロ計画やアトムやヤマトにワクワクしていた世代に、特にお勧めしたいです。

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