ひらめきスイッチ大全 の感想

本だけ見ると、とても分厚い本です。
これにぎっしり哲学のようなものがあったら、数ページで飽きていたかもしれません。

しかし、この本を適当にどこか開くとびっくり。
右から左に読んでいけば１アイディア終わり。
ほどよい行間で、読み終わるのがあっという間。
ゆっくりで5分、すらすら読んで数分かもしれません。

なので、10分だけ休憩しよう、寝る前に少しだけ、といった時間に
ぱっと読めるのです。

例に挙げられているものには、マクドナルドやスティーブ・ジョブス、
さらにはリカちゃん人形まで！
当たり前のように存在している大きな存在の、最初のきっかけを知ることで
自分でもきっかけが作れるような気がしてきます。

そして何より、産みの苦しみ、よりも、考えることが楽しい、という気分になります。

現在フリーランスで仕事をしている私にとって、会社に行って
業務をこなすことで安定した給料をもらえる、という生活は過去の話。

自分が考えて動いて、生活の糧を得なくてはならないことが時に不安を呼びます。

しかし、せっかくフリーランスになったのだから、考えることを楽しくしたい。
そんな理想を、あっさりとかなえてくれた、楽しい本でした。