パーツのぱ (10) (電撃コミックスEX) の感想

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参照データ

タイトルパーツのぱ (10) (電撃コミックスEX)
発売日販売日未定
製作者藤堂あきと
販売元KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
JANコード9784048666251
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

 本楽春元の分かり難い真意、それぞれの0からの出発、大手に対する弱小の構造、変わるものと変わらないもの

 とうとう「パーツのぱ」、完結です。前巻から纏めに入っている気配があったので、ああやっぱりかというのが読んでいての感想でした。その最終巻は、過去と未来と現在の描写が主なものでした。アキバ、そして人の。
 春元は過去弱小こんぱそに見切りをつけ自ら去り、手木崎は現在そんなこんぱそでも学べることはあると悟りその上で去りました。この辺が、この2人の違いでしたでしょうかね。好きにやるには弱小店では限度がある、大手では今度は大手故に逆に自由にならずがんじがらめにされなおかつ数字を求められる。有能、でも我が強い。そんな2人の安住の地は、やはり容易には見付からないんでしょうね――。
 最終巻では人と人、その繋がりがテーマになっていたように思えます。アキバという地が時代と共に変わっていっても変わらないものもまたある、それは出会いと別れを繰り返す人と人の関係でも同じことですよね。パーツショップが確実にその数を減らしていっている今のアキバ、でもきっと僅かでも需要がある限りはしぶとくそんなパーツショップも生き残っていくのでしょう。人がそれを求め、アキバに来る限りは。
 藤堂先生、連載お疲れ様でした!また別の作品で出会えること、楽しみにしています。

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KADOKAWA/アスキー・メディアワークスから発売された藤堂あきとのパーツのぱ (10) (電撃コミックスEX)(JAN:9784048666251)の感想と評価
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