いちばん危険なトイレといちばんの星空―世界9万5000km自転車ひとり旅〈2〉 (幻冬舎文庫) の感想

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参照データ

タイトルいちばん危険なトイレといちばんの星空―世界9万5000km自転車ひとり旅〈2〉 (幻冬舎文庫)
発売日販売日未定
製作者石田 ゆうすけ
販売元幻冬舎
JANコード9784344415027
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆

購入者の感想

単独世界一周を自転車で成し遂げ、前著「行かずに死ねるか!」で書ききれなかった強烈な体験を披露してくれる「エピソード1」。著者の良いところは、短編のエピソードにかならずオチをつけてくれるところであり、とてもサービス精神が旺盛だと思う。旅行記を読む楽しみは、自分が経験していないことを追体験できることであり、著者のリアリティーあふれる描写は、その地で経験したような読後感を味わう事が出来る。ただし、トイレのエピソードなど、不快な体験(これも旅を彩るスパイスだとは思うのですが)も、ばっちりとリアルに経験できるので、食前食後には読まないほうが良いと思います。

「行かずに死ねるか!」で、7年半かけた
世界一周自転車旅行を描いた石田ゆうすけさんが、
同じ旅行を違う切り口で描いた作品です。

切り口は「世界で一番○○だったのはどこ?」です。

前作は時間の流れに沿って大旅行のスケールを感じさせ、
自分自身の旅の心境と旅行先で会った仲間を中心に
全体がストーリー性のある作品に成っています。

それに対してこの作品は世界一の遺跡、
世界一メシがうまい国など、いくつかのテーマで
良い面悪い面、両方の面で心に残った国、場所、物、人を
旅の順路と関係なく描いています。

読む順番としては「行かずに死ねるか!」を
先に読むのが絶対お勧めです。

読後感としては「行かずに死ねるか!」は面白いんだけど
大旅行のほんの一部を垣間見ただけのような感覚が残り、
残りの部分をもっと知りたいという思いが残ります。

「いちばん危険なトイレといちばんの星空」は
その知りたかった部分のおいしい所が書かれており、
しかも切り口が違うので二番煎じにまったくならず、
喉に引っかかった骨が取れたような感じがします。

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