岡野の化学が初歩からしっかり身につく 「理論化学(2)+有機化学(2)」 の感想

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岡野先生の新しい参考書が出版されたので早速
購入して読んでみると他の教科書や参考書にはない、
解き方や解説が多く、目からうろこの連続でした。

特に以下の点が非常によく
まとめられており、よかったと思います。

・緩衝液の単元ではまったく公式を覚えなくても問題を解けるように
　根本の原理がしっかり解説されている
・溶解度積の単元では固体の濃度の解説に不要な部分がなく
　丁寧でわかりやすく、すっきりとまとめられている。
・糖類の単元では受験でよく出題される構造式が
　適確に明記されており、優先的に覚えるべき内容が
　よくまとめられている。
　特にグルコースの構造式の書き方は連続図を使って
　解説されているので非常に分かりやすい。

どの単元も理屈をかみ砕いた表現で解説しているので
化学の苦手な人でもしっかり理解できる内容に
なっていると思います。

発売日に書店にて購入し一読した現役受験生です。
まず最初にこの本を手にとってわかるのは、このシリーズの他の本と紙質が変わっていることです。巻末で確認したところ印刷所が変わっています。
内容のわかりやすさは他の2冊とあまり変わりなく、はじめて学習する人にも優しい解説になっていると思います。
高校化学の集大成とも言われる高分子化合物も基礎から学ぶことができ、センターはもちろん一般的な国公立大学の2次試験にも対応できる程度の力はつくと思います。
しかし、1つ気になる点はイラストレーターが他の2冊と異なっている点です。
イラストの岡野先生が妙にリアルでちょっと怖いです。
以上のことから星4つとさせていただきます。