SOFT BALLET 1989-1991 the BEST の感想

　藤井麻輝氏の　リマスター。　未発表バージョン２曲入り。これだけでも泣けるほどありがたい。
アルバム「ミリオンミラーズ」をとりつかれたように連日、何年間も聴き続けていたことがあった為か、これを聴いた時、体中の細胞がわき立つほど感激した。
ミリオンミラーズでは、遠藤氏のヴォーカルが少ない　と不満だったファンも　喜びそうな出来だ。
又、このＣＤは　デジタルサウンドの色が濃い目かもしれない。　そこがソフトバレエの良さでもあるのだが、ファンの中でも好みが分かれるところか。

「クール」という賞賛の言葉が　まぬけに感じる程、凄い３人がそろったユニットだ。

全員がジャイアンだった　と、解散当時のインタビュー記事で読んだことがあるが、ジャイアン３人だからこその　ぶつかり合いや妥協。愛や憎悪の中で、素晴らしい音楽が完成していった。
　長年、洋楽のなかで、ソフトバレエの様なユニットはないか　とさがしているが、いまだに見つからない。
代りが世界にひとつも無いのだ。