大切にしたいモノとコト の感想

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参照データ

タイトル大切にしたいモノとコト
発売日販売日未定
製作者有元 葉子
販売元集英社
JANコード9784083331398
カテゴリジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » クッキング・レシピ » 料理の基礎

購入者の感想

全て真似はできなくても、有元さんの気持ちとか心がけとかをこの本で読んで、自分を叱咤激励してきちんと暮らそうと言う気持ちにさせてくれる本です。

 有元葉子の本は、かなり買ってきた。かなり厚い、全集的な本も何冊もある。なかで、家族についての本には、酷評もした。しかし、この人は、やはり、世間に数多(あまた)おり、しかも、ブログなどで、「ニューフェース」がどんどん出ている、わが国の料理研究家の中で、抜きんでた存在である。それは、料理を、ただたんに、料理=レシピと考えず、素材や調理法、調理器具などに対する考え方から発想しているからである。しかも、常に時代にあった料理を提案し続けている。

 氏のレシピを見ればわかるとおり、決して贅沢な素材は使っていない。ただ、「珍しい素材」は、氏が世界中を旅して、知識を収集しているので、使っている。また、高品質の調味料も使っている。それらは確かに、質の悪い調味料よりは値が張る。高級志向かもしれない。しかし、洋服などと比べたら大した値段ではないし、それを使うことによって、シンプルな料理が豊かな料理となる。

 本書は、そうした氏のライフスタイルを披露したものだが、シンプルでフットワークのよい旅スタイルなど、ぜひマネしたいものである。確かに、普通の「庶民」よりは、豪勢な暮らしをしている。しかし、これだけの仕事をして、われわれと同じ「おビンボー」な(笑)暮らしでは、それこそウソっぽいではないか。こうした研究家にとって、暮らしは「自己投資」である。Appleといえど、投資をして、次々新しいものを出さなければ、企業のなかでのトップに地位は保っていけない時代である。
 
 また、自分ブランドの調理器具などを作り、本書で宣伝しているということだが、それは、一流の料理研究家なら、みんなやっている。栗原はるみしかり、ウー・ウェンしかり、である。料理研究家が開発した器具も、私はかなり買っているが、やはり使い勝手が、普及品とは比べものにならない。自社製品宣伝本そのものとしての典型は、野田琺瑯の、社長夫人の本だが、これがとても役にたつ本であった。

 本書は、過去の有元本と重複するところもあるが、写真や「情報」は、バージョンアップされている。また「保存版」としても、十分に魅力的な本である。

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