アルゴリズムが世界を支配する 角川EPUB選書 の感想

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タイトルアルゴリズムが世界を支配する 角川EPUB選書
発売日2013-10-10
製作者クリストファー・スタイナー
販売元KADOKAWA / 角川書店
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購入者の感想

私は二十代よりずっと文系職の世界にいます。

年を重ねる中で感じる、『優秀な人間』の定義の変化。

若いころは、今よりもっと、資格とか、知識の量なんかが評価されていました。

年々、一人当たりの仕事量が増え、高速の事務処理と、知識のすばやい検索が重視されるようになると、そういった分野にコンピュータが進出してきました。

そして、結果的に、業務は効率化されましたが、それは、肝の無い、表面的な事務処理の連続にすぎないような印象になっております。

しかし、今、優秀な人間といえば、こういったことができる必要があるのです。

頭は良くても、処理速度や量がよくない人間は、徐々に評価を落としております。

本書を通じて知りたかったのは、どのような分野に、どの程度、こういったシステムが入り込んでいるのかということです。

文系の分野は、枝葉の問題と、落としどころの問題があるため、機械にはできないだろうとタカをくくっていた部分もありましたが、本書を読む限りでは、私の考えは甘いようです。

まさか、弁護士の世界にまでこういったものが入り込んでいるとは思っていませんでした。

本物の職業人にならねば、40代50代と、もっとも脂がのっている時期に、社会から、不必要な人間とされる恐れがあると感じました。

昔から、こういった、コンピュータ技術に関する議論をはじめると、必ず、

『機械は人の心には敵わない』

とか、

『機械をどう使うかが大事だ』

というような、現実から目を背けた発言がなされます。

しかし、本書は、現実に起こっていることとして、人間以上の成果を上げているアルゴリズムを紹介しています。

この『事実』から、逃避した人間は、10年もすれば、間違いなく自身が、逃避した現実に追い込まれることになるでしょう。

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