チェンジリング [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルチェンジリング [Blu-ray]
発売日2014-11-05
監督ピーター・メダック
出演ジョージ・C・スコット
販売元TCエンタテインメント
JANコード4571390738706
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » ホラー

購入者の感想

めったにコメントは、、書かないのですが、、142分 本日2作目でありながら、一気に観てしまいました。。
いろいろと考えさせられる映画です。。国家権力に正義がかなわないのは、、日本でも同じですが、、アンジェリーナの新境地をみせてもらった作品です。。ネタバレしてしまいますが、、切ない作品です。。でも、、なぜか涙は出ず、、すがすがしい気持ちにさせて頂きました。。
是非、、たくさんの方に観て頂いて、、感動してほしいです。。

未だ多くの映画作家に多大な影響を与え続けているオカルト映画でして、日本では中田秀夫監督の「リング」が本作からの影響を多分に含んでおりました。

静かに進行する物語と、ゆっくりと沸き起こる超常現象、そして深まってゆく謎だけで観客を恐怖のどん底に叩き落とそうとする古典ホラーの手法に則った作品ですから、ド派手なグロも、奇抜な特殊メイクも、刺激的なエロも、一切ありません。

血しぶきホラーが苦手な方や、オーソドックスな映画が好きな方には持ってこいの作品という訳ですね。

じっくり恐怖が味わいたい方には、本作が持つミステリー要素と、効果的に使用される怪奇現象に心酔出来る事でしょう。

個人的には、それ以上に、陰影を強調した照明と、ローアングルやハイアングルに拘る撮影に魂を奪われました。

極端に光を落とした撮影は非常に不気味で、辛うじて闇に浮かぶ車椅子は何度観ても悪寒が走ります。

更に、天井から撮ったかの様なハイアングルや、足元すれすれからのローアングルで登場人物を撮影し、彼等の孤立感や不安感を観客に伝えようとする演出は、非常に勉強になりました。

タイトルがミステリー要素のネタバレになってしまっておりますが、それが分かっていても充分に楽しめて、尚且つ、ハラハラ出来る映画です!

この映画が出来た頃はまだまだ「エクソシスト」の影響が残っていて、日本で公開されるホラーも、「悪魔の棲む家」や「レガシー」といったオカルト系ホラーがチラホラ存在していました。

しかし、それと同時に、「ゾンビ」や「13日の金曜日」など、現在の主流となったグロやスラッシュ系のホラーが台頭して来た時代でもあります。

そんな作品の中にあった本作は、他のオカルト映画と同様に人々の記憶の底へと埋没していきました。

ですが、根強いファンによる本作復活を望む声は確実に実を結び、現在、DVD化を望まれる伝説カルト映画の地位を保持するに至りました。

そんな声に応えて下さったメーカーさんには大感謝です。

このホラーは作品としては一級品の最高作で★は5つなのだけれども、BDの商品としては画質が最低なので★1つ。なので、今回の評価は作品の評価です。
画質面の評価を先にすると、冒頭の雪道での交通事故のシーンや事故の後に主人公がシアトルの街を歩くシーンはザラついた画像で、BDとは思えない画質だった。最近この手のBDが多くなっているのは残念。

公開当初観た印象通り、当時流行っていたスプラッターものと一線を画し、音響効果や過去の映像の挿入で恐怖心を盛り上げるある意味日本的なホラー。ジョージ・C・スコットやメルビン・ダグラスが重要な役回りとなっているため、仲間内では老人系ホラーといっていた。舞台はアメリカだが、カナダ映画であるところも珍しい。
ストーリーは交通事故で妻子を一度に亡くした音楽家のジョン・ラッセル(ジョージ・C・スコット)が屋敷を借りたところから、超常現象が発生するというもの。この超常現象の謎を解いていくうちに、この屋敷にまつわる悲劇と政治家となっているジョセフ:カーマイケル(メルビン・ダグラス)に秘密が明らかになるというもの。ホラーとしての怖さは一級品で、加えて謎解きの面白さが最高の作品。単なる驚かせたり、怖がらせたりするホラーと異なり霊の超常現象と謎解きで観る者の緊張感を終始高めてくれるところが素晴らしい。
ホラー的には血糊を多用したものより恐ろしく、今回はホラー好きの大人となった娘と観たのだが、その夜娘は風呂に入れなかったほど(何故、風呂なのかは作品を観てのお楽しみ)。
演出の妙で作品の質を高めた一級品のホラーのBD化はうれしい限りだが、画質は何とかしほしかった。

ピーター・メダック監督が、70年代末期に手掛けたミステリー色溢れる傑作ホラーの1本である(1979年製作)。

お化け屋敷物のオカルト・ホラー映画でロバート・ワイズ監督による傑作「たたり」(63)がある。
この流れを受け継ぐ同系統色70年代の代表作と言えば、「ヘルハウス」(73)、「家」(76)、「新・悪魔の棲む家」(78)、「悪魔の棲む家」(79)、
そして本作「チェンジリング」(79)であると、個人的に思っている。

作曲家である主人公ジョン(ジョージ・C・スコット)が、眼前で起きた交通事故により妻子を一度に失う冒頭場面が衝撃的である。
悲しい思いを断ち切る為に彼は、ニューヨークを離れ、シアトルの12年間使われていない豪邸屋敷に引っ越して来る。
しかし、その屋敷で背筋が凍る恐怖が待っていたのである。

毎朝6時になると必ず鳴り響く金属音、鉄を叩く様な音が「ドーン!ドーン!ドーン!・・・」と30秒ほど鳴り響く。
更に人の話し声が聞こえ、弾ける水音、出しっぱなしの水道、水の溜まった浴槽に映る子供の顔、突然ピアノの鍵盤が壊れる。

前半は、不可解な超常現象、怪奇現象、心霊現象が次々と勃発し、ジョンの身に降り掛かって来る展開である。
派手さは無いが、観客のイマジネーションを刺激する視覚的表現と聴覚的表現により恐怖感が高い演出である。

後半は、屋敷の過去を調べるジョンの探索及び謎解きをメインに展開するミステリー・タッチの構成へ作風を転換する。
前半に敷かれた伏線を回収しながら、クライマックスに突入する怒涛の展開は圧巻。

本作は、スプラッター色を一切使わず、正統的演出手法で恐怖を作り上げた驚愕の仕上がりである。
オカルト映画のファン、マニアは勿論、正統ホラー映画がお好きな人に超お勧めの作品である。

出演:ジョージ・C・スコット「博士の異常な愛情」、「炎の少女チャーリー 」、「エクソシスト3」、「ザ・タイタニック 」等。

どのくらいソフト化を熱望しただろうか?この傑作ホラー映画を。発売を知ってまさに夢が叶う時が発売日にこのソフトを入手できる至福の時になる。画質?音質?そんなのは二の次。発売されること自体に感謝しよう。公開時、エンドタイトルにヒカシューなる日本人バンドの曲が流れた記憶があるが、オリジナル曲のオルゴールの音の方が遥かに雰囲気を出している。
国内ソフト化はベストロンからVHS、その後LD化された後、DVDは未発売。今回Blu-rayのみ?の発売のようだが最近はBlu-rayのみ発売のソフトも増えてきたのでDVDユーザーもソロソロBlu-rayに目を向けていただきたい。だってこんな素晴らしい作品を観れるのだから。

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