アルコール依存の人はなぜ大事なときに飲んでしまうのか の感想

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参照データ

タイトルアルコール依存の人はなぜ大事なときに飲んでしまうのか
発売日販売日未定
製作者仮屋暢聡
販売元CCCメディアハウス
JANコード9784484092300
カテゴリ » ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学

購入者の感想

何が怖いって「本当に起こり得る」のが。

アルコールの量が増えた時に胃がキリキリしてきたので検索かけたら
「アルコール摂取による急性胃炎の疑い」
「常態化すれば慢性胃炎にも」
みたいなことを読んで、まぁそりゃそうなるわな、と思いつつ、
その先を知るのが怖くてそっから先には踏み込んでませんでした。

で、ふとアルコールで検索して、この本に出会い。
読みました。

ちびりかけた。

結局、その時はこの本読んでも酒は断ち切れませんでした。
けど自分の中で、この恐怖は澱のように溜まり。
その後もうちょっとほかの本を読んだりを経て、今は断酒に成功してます。

酒は怖いもの。
一回その恐ろしさに直面したら、以降「完癒」はない。
その恐怖を実感レベルに高めるための第一歩として、
非常に貴重な示唆を得ました。

酒が悪いとは言いません。
けど、自分が酒を凶器にしてしまったのだ。
このことを肝に銘じ、今後も酒との距離を考えたいです。

最近、酒をのむと、将来のことで不安になったり、イライラすることがよくある。だから本を手にしてすぐに読んだ。チェックリストには、手に汗を握った。
読んだ後、「今日はのまない」と決めた。
同じテーブルの人はのんでいたけど、なんとか過ごした。
話がはずまなくて、バカみたいな気もした。でも、その夜はぐっすり寝た。
最低でも、週に2日はのまないで過ごそうと決めた。
テレビを観ていたら、酒のコマーシャルがたくさんあることに気づいた。
近くのスーパーの酒コーナーが拡大されたことにも気づいた。
おいしそうな安い酒が、たくさんある。
のまないと決めても世の中、難しい。
いやな気持ちは酒でごまかしていいんだよ、とあちこちから慰めの声がくる。
そのうち、どっかの国みたいに酒を紙袋で隠してのむ人でいっぱいになる世の中になるのかな、ビールはアルコール分が低いから酒のうちに入らないんだ、と思い込むようになるのかな、と思う。
しばらくぶりに、シラフになった気がした。

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